犬山市が「子宮頸がん予防ワクチン接種後の体調の変化に関する調査結果」を7月13日に発表しました。
対象者は2011年1月から2016年1月末までに子宮頸がんワクチンを接種した1783人ですが、アンケートに答えたのは778人です。
778人の中で273人が何かしらの副作用を被ったと答えており、その比率は35.1%です。
一番多かったのが接種した部位の痛み(189人)ですが、中には記憶障害(2人)、視野欠損(2人)という重い症状の人もいます。
子宮頸がんワクチンの裁判に参加している酒井七海さんは副作用のせいで視野の4分の1が欠けていますが、これが視野欠損です。
犬山市の調査結果を読んでいて以下のような記述があったのですが、子宮頸がんワクチンの接種は精神も不安定にするようです。厚生労働省が発表している「 HPVワクチンの副反応報告状況」を見ても「症状名」の欄に「自殺企画」という症状が何例も載っています。
3回接種後から、心が不安定になりうつ状態になりリストカットするようになった。
心 療内科への通院等、安定するまでに4年間かかった、ワクチンの影響なのか?
以上の症状は大抵の人は無くなっているのですが、未だに続いている人は778人の中に15人います。
アンケートに答えた人(778人)を基準にするとその率は約52人に1人。
全接種者1783人を基準にするとその率は約119人に1人。
この数字は群馬県の子宮頸がんワクチンの調査結果と比べるとどう違うのか。
以前、「群馬県の子宮頸癌ワクチンの副反応報告がヤバいね」の記事で群馬県の副作用の調査結果について書きましたが、「1589人に1人」が副作用を被っているという結果でした。重篤な人に限れば「2980人に1人」です。
それに対して、119人に1人というのは相当高い数字です。
これをどう判断していいのかは難しいですが、犬山市があまりにも小さい市町村のため、どこからも妨害を受けていないからかもしれません。
名古屋市の子宮頸がんワクチンの調査結果を見て分かるように、副作用の影響を小さく見せようと横やりが入るのが通常だからです。
名古屋市の調査では「接種している人と接種していない人では有意な差はない」という結論が出ましたが(今は取り消されています)、さとう内科循環器科医院 佐藤庄太郎先生の分析をみるとどうも怪しい。
佐藤先生は有意な差が出ないように架空のデータを入れたり、色々な操作をしていると主張しています。
「ありえないデータを作って混ぜ込んだ、のである。」
ウソの結論に持っていくために、用意周到に準備されたものであることが理解されるであろう。
非接種群の有症状率を大きくしておけば、接種群との間での有症状率のオッズ比が小さくできる。
そのため「統計学的に有意な差があった」と言えなくなる。
そのための”操作”であったのである。
そうして、以下のようなウソの結論をデッチ上げたのである。
“年齢補正を行った結果、今回調査した24項目の症状について、ワクチン接種者に有意多い症状は無かった。”
それでは具体的な捏造の手口はどのようなものか。
アンケートは無記名である。
非接種群の回答として、上の症状にチェックを入れた捏造アンケートを混ぜ込めば良い。それほど多数は必要ない。
製薬会社というのは大資本ですので、調査結果を良く見せようと人を動かすことなんか余裕で出来ます。
製薬会社はブッシュ元大統領でさえ日本に連れてきてしまうほどですので、日本の医師などを買収することなんか簡単です。
買収なんて言葉が悪すぎましたが、「資金援助」ですかね(笑)
この資金援助で論文の結論も黒から白へと変わってしまうことはディオバン事件でも明らかなように、お金の力は大きいのです(参考記事「製薬会社と大学の犯罪的な関係。臨床試験の利益相反が後を絶たない」)。
厚生労働省の子宮頸がんワクチン副反応検討部会にも製薬会社からお金をもらっていた医師が含まれていましたので、公正な判断というのは本当に難しいということを知っておいてください。
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