タイトルを見て、「病院がストライキをするなんて酷い」と思ったあなた、間違えていますよ。世界には病院がストライキをすると死亡率が下がるという調査が2例あります。病院がストライキをするなんて現代ではありませんので、これらの調査は貴重です。
①1976年にコロンビアのボゴダで52日間のストライキを行った結果、死亡率35パーセント低下
②1973年にイスラエルで医者がストを行った結果、死亡率50%低下
なぜ、死亡率が下がったのかは後に説明しますが、実は日本にも例があるのです。正確に言うとストライキではないですが、2007年に北海道の夕張市が財政破綻したときに病院の機能が一部停止したことがありました。市立病院が閉鎖し、小さな診療所のみになってしまったのです。
この結果、夕張市民は早死にしてしまったのでしょうか。そんなことはありません。逆に癌や色々な病気の死亡率が低下したのです。つまり、医療が余計な治療をしなくなった結果(医師不足によりできなかったというのが本当)、死亡率が下がったのです。
アメリカの死亡原因の1位は「医療過誤死」
アメリカの死亡原因の1位は「医療過誤死」で、年間78万人が死んでいることはご存知でしょうか。2位が心臓病、3位が癌なんです。日本も死亡原因の1位は癌ということになっていますが、実際は医療過誤死でしょう(投薬による薬害、放射線、手術などによる過誤死)。
芸能人でも癌の発表をしたと思ったら、あっという間に亡くなってしまうことがありますが、これなんかは典型例ですよね。「手術は成功しました。今は抗がん剤を入れています」と記事になって数か月後に死亡。抗がん剤はマスタードガスが起源ですので、こんな毒を入れれば結果はお分かりですよね。
日本では交通事故死が年間4000人、自殺者が年間3万人いますが、医療での死者はその比ではありません。年間で約15万人が原因不明で亡くなっているのですが、この中の3分の1が薬の副作用だと言われています。
これ以外に先ほどお伝えした抗がん剤での副作用死などを入れればとんでもない数になるわけです。癌などの大きな病気だけではなく、身近な薬でも薬害は起こります。医薬品医療機器総合機構から出されているデータ(平成21年からの5年間)を見ると風邪薬で8名が亡くなっています(これらはもちろん氷山の一角です)。普段飲んでいる薬でも亡くなる可能性があるわけです。
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