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乳癌の予防法をまとめてみた。北斗さんの乳癌は肥満も一因か

北斗晶さんが乳癌であることを告白してから、「自分は大丈夫かしら」と不安に思っている女性は多いと思います。

そこで、乳癌になるリスクを減らす生活習慣について4つ紹介します。

①国立がんセンターが乳癌とイソフラボンの関係を調べた研究で、味噌汁を飲めば飲むほど乳癌のリスクが減ることが分かりました(味噌には大豆イソフラボンが含まれている)。

以下の表を見ると味噌汁2杯以上から有意な差が表れています。

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大豆イソフラボンは味噌にだけ含まれているのではなく、豆腐や納豆にも含まれています。

そこで、国立がんセンターはこれらの大豆製品をたくさん食べる人と乳癌の関係についても調べています。

その結果,「一番大豆製品を食べているグループ」が一番乳癌発症率が低かった。

特に閉経後の女性ではそれが顕著に表れています。

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国立がんセンターはこれらの研究の結果、以下の言葉で締めくくっています。

みそ汁だけが乳がん発生率と関連があると考えるのは早急です。イソフラボンは植物性ホルモンといわれる物質で、化学構造が女性ホルモンに似ています。女性ホルモンは乳がんの発生を促進することが知られていますが、イソフラボンは女性ホルモンを邪魔することによって乳がんを予防する効果があるのではないかと考えられています。実際、動物実験などではその予防効果が示されていました。従って、乳がん予防効果がイソフラボンを介したものだとすると、みそ汁だけでなく、イソフラボンを含む大豆製品一般に、その予防効果があると考えるのが自然です。

 

「乳がん患者の8割は朝、パンを食べている」という本を書いた幕内秀夫さんが言っているのですが、「乳癌を患う女性はパンが好き」だそうです。

「乳がん患者の8割がパンが好き」と言う事実は幕内秀夫さんが何千人の癌患者の食事指導で導き出した統計学上の結論です(20代で8割、40代で7割)。

「乳ガンの患者さんに食生活を聞いてみると、驚くことにみなさんほとんど同じようなメニューなのです。

これほど似通った食生活をしている病気はありません。

糖尿病の患者さんの食生活も確かに似ているのですが、乳ガンの患者さんたちの食事はそれ以上に似ているのです。

彼女たちの食生活の最大の特徴は、ごはんが異常に少ないということです。朝はパン食。

でもパン食では何かもの足りないから、常に甘いお菓子やケーキ、クッキーなどを食べている。

パン食だから煮物、あえ物、おひたしよりも、油を使ったいため物、揚げ物、ドレッシングをかけたサラダが多い。

果物は美容にいいからと、楽しみで食べる量をはるかに超えた量を食べている。

つまりごはんを食べないで、パン、砂糖、油、果物などでカロリーをとるという食生活をしていたということです。

じょうぶな子どもをつくる基本食より

幕内秀夫さんは日本人が昔から食べていたご飯、味噌汁、漬物などを食べましょうと言っています。

これは国立がんセンターが言っている「味噌汁を食べると乳癌になりにくい」という研究と一致しますね。

③牛乳、バター、チーズなどの飽和脂肪酸を摂りすぎると乳癌になりやすくなります。

②を考慮すると、パンにバター、チーズを付けて食べる人はさらに乳癌になりやすいということになります。

ミラノにある国立がん研究所のサビナ シエリ氏らは、欧州10ヵ国の20~70歳の女性約37万を、平均11.5年間追跡して調査した。飽和脂肪酸をもっとも多く摂取していた女性(1日に47.5g)では、もっとも少なかった女性(15.4g)に比べ、乳がんの発症率が28%高かった。

保健指導リソースガイドより転載

欧米の女性に乳癌が多いのも、牛乳、バター、チーズなどの飽和脂肪酸に原因があるのではないでしょうか。

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④太っている人は乳癌になりやすいと国立がん研究センターが発表しています。

BMI(体重÷身長×身長)の数値が高ければ高いほど乳癌のリスクが高まると以下の表は示しています(閉経前、閉経後も同じ結果)。

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北斗さんも少し肥満気味ですので、それが乳癌の一因になったのでしょう。

肥満を予防するためには食事はもちろん、運動も非常に大切です。

運動すると乳癌のリスクが最大30%低くなるというデータがありますので、生活の一部に運動も取り入れてください。

フランスの研究では、1987~2014年に発表された計418万人を対象とする38件の研究をレビューした。その結果、身体活動量の最も高い群では、最も低い群に比べて乳がんリスクが11~20%低かった。運動をしない女性が週4~7時間の激しい運動を始めれば、乳がんリスクを31%低減することができると、研究の筆頭著者である国際予防研究所(リヨン)のCecile Pizot氏はいう。

HealthDayより転載

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