子宮頸がんサバイバーの私が闘病の果てに掴んだ心の自由
私は五十歳になる子宮頸がんサバイバーです。治療(の副作用)による日々のもやもやと自身を追い込むような説明のつかない体調不良に苛まれつつも、なぜかアラフィフの現在、心はとても晴れやかな私です。 逆説的な表現になりますが、病気を乗り越えて心が自由になった想いすらあります。 がんであることを公表してからの私は、...
私は五十歳になる子宮頸がんサバイバーです。治療(の副作用)による日々のもやもやと自身を追い込むような説明のつかない体調不良に苛まれつつも、なぜかアラフィフの現在、心はとても晴れやかな私です。 逆説的な表現になりますが、病気を乗り越えて心が自由になった想いすらあります。 がんであることを公表してからの私は、...
子宮頸がんを発症して感じた真の経済的な問題 私は四十二歳の時に子宮頸がんだと診断されました。診断された直後、私はステージⅠaの段階で円錐切除術を受けましたが、その後の経過が思わしくなく、四十五歳で膣の半分だけを残して、子宮や両方の卵巣など全ての内性器を全摘する広汎子宮摘出手術を受けました。四十九歳になっ...
この記事は「癌の長期入院で出費が多くなったのは入院費よりも雑費」の続きです。 ………… がん治療後の2年間は特に注意が必要 子宮頸がんの治療を終えると、今度は「再発・転移」の恐怖との闘いが始まりました。再発患者の多くが2年以内に再発しており、子宮頸がんでは...
この記事は「子宮頸がんの治療の結果、腫瘍は消失」の続きです。 ………… 子宮頸がん治療に掛かったお金 2ヶ月の入院費、放射線治療、抗がん剤、副作用対策の薬、パジャマのレンタル代など2ヶ月で掛かった金額は約50万円。「限度額適用認定証」を持っていたので少額...
この記事は「[子宮頸がん] 次へと襲い来る放射線治療と抗がん剤の副作用」の続きです。 ……… 年越しは1人きりの病室で 土日を除く毎日のリニアック(放射線治療)、週1回の抗がん剤投与を順調にこなし、年末を迎えようとしていました。この時期なると同室だった抗がん剤治療での...
この記事は「子宮頸がんの化学放射線療法のため2ヶ月の入院治療開始」の続きです。 ……… 一番不安だったのは抗がん剤治療 金曜日に入院し、初めての放射線治療を終えた後、土日は何の治療もなく”患者もお休み”でした。そして休日明け、最初の治療は私が一番不安に思っていた抗がん...
この記事は「子宮頸がんの治療で、私が選択したのは化学放射線療法(CCRT)」の続きです。前回の記事では子宮頸がんのために化学放射線療法を受ける決断をしたところまで。 ……….. 初めての長期入院 外科手術の場合の入院期間は2週間程ですが、化学放射線療法(CCRT)の場...
この記事は「子宮頸がんの治療するため日本最高峰の病院へ。婚約者の言葉に涙」の続きです。 ////////////////////////// 明るいがん専門病院 数日後、総合病院の医師からの紹介状を手にがん専門病院へ。まさか自分ががんになるなんて思った事もなく、身内にも闘病者がいなかったので「がん専門...
この記事は「子宮頸がんの自覚症状が現れ始めたのは告知の3年前」の続きです。 総合病院での検査 レディースクリニックでブライダルチェックを受けた翌週、紹介状を持って総合病院を受診。とても混んでいて3時間は待ったでしょうか。その間も情緒が安定せず、何度も涙があふれ出しそうになり、ぐっと目をつぶって俯き堪えま...
この記事は高校生の頃に子宮頸がんワクチンを接種した20代の女性に書いていただいています。 ………………. 当時高校生だった私は無料で受けられる子宮頸がんワクチンの情報を学校と市から配られた冊子で知りました。私の場合、薬を日常的に飲んでいたため、何か悪い相互作用があるのを警戒して子宮頸がんワクチンを受けるのを先延ばし...