化粧品の業界と言っても、ファンデーション、洗顔液、腋臭予防、ニキビ予防など幅広いのですが、実は中身が全く同じなのに商品名だけが違う商品が実に多い業界です。
知り合いの女性に「化粧品の成分が全く同じなのに商品名だけが違う商品があるの知っている?」と聞いたのですが、全く知りませんでした。
返ってきた言葉が「意味が分からない」でした(笑)
読者の皆さんも分からない人が多いと思うのですが、ヒントを言います。
OEM
この言葉で分かれば大したものです。
OEMとは受託生産と言う意味で、他社で開発した化粧品を自社のブランド名で生産することです。
例えば「水戸納豆スペシャル」という納豆を製造しているA社があるとします。そこでB社がA社に「その納豆を私の会社のブランド名「水戸納豆ミラクル」で販売したいので、「水戸納豆スペシャル」のラベルを「水戸納豆ミラクル」に変えて製造してください」というのがOEMです。
化粧品を開発するということは莫大なコストがかかるので、「だったら他のメーカーの化粧品を私たちのブランド名で売ろう」というのがOEMです。
ですので、成分が100%同じなのに値段だけ違うという現象が起きるのです。
では具体例を挙げましょう。
ニキビ用の化粧品「メルライン」
価格7000円
黒ずみ対策の「ピューレパール」
価格7600円
美白用の「ZOGAN WHITE ALL 」
価格2838円
以上3つの商品と成分名を示しましたが、これらは全て全く同じ商品です。成分名、成分量は全く違いはありません。なぜなら同じ会社が開発しているからです。その会社は3番目の「ZOGAN WHITE ALL 」を製造しているミリオナ化粧品です。
ミリオナ化粧品が製造開発した商品を「メルライン」や「ピューレパール」という名前に変えて売っているわけです。
価格差はピューレパールが7600円で、ZOGAN WHITE ALLが2838円ですので、4762円です。価格は製造開発をした会社が安いのに決まっているのですが、購入者はそんなことは知らないですので、高い会社の商品を買ってしまうのです。
こんな戦略も分からないで高い方を買ってしまうなんて「アホですか」と言いたいです(笑)
もう一つ例を挙げましょう。
腋臭用の化粧品の「ラポマイン」と「デオプラスラボ」と「ボディオール デオドラントクリーム」は全く同じ商品です。
「ラポマイン」
価格8560円
「デオプラスラボ」
価格7388円
「ボディオール デオドラントクリーム」
価格 972円
これらの商品を開発したのが3番目の「ボディオール デオドラントクリーム」を製造している天真堂です。ラポマイン(8560円)とボディオール デオドラントクリーム(972円)の価格差は7588円です。はっきりいって化粧品業界はこんなのばかりです。商品を売るのが上手い会社が製造元より高く売ることで儲けているわけです。
女性の皆さん、同じ商品であれば安いものを買いましょう(笑)
[追記1]
他にも同じ商品がありますので参考にしてください。
リプロスキンとブースターローションは同じ商品です。
「リプロスキン」
「ブースターローション」
[追記2]
最後にもう一つだけ同じ商品を暴露します。
ピーチローズとボディオール ボディジェルは同じ商品です。
「ピーチローズ」
「ボディオール ボディジェル」
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