「食肉検査等情報還元調査」という厚生労働省から発表されているデータがあるのですが、これは「食肉としてどの種類がどれだけ屠殺されて、その中で病気の肉はどれだけあるのか」を調査したものです。
例えば2011年には牛は1175991頭(約117万頭)、豚は16515106頭(約1650万頭)屠殺されています。
このすべてが食用として人の口に入っているわけではありません。
それはなぜなのか。
屠殺した時に病気になっていることが分かった場合には廃棄処分されるからです。
処分には区分があり、「禁止」「全部廃棄」「一部廃棄」に分けられます。
「禁止」とは出荷禁止という意味ですが、ほとんどが豚丹毒にかかっています。
豚丹毒は豚丹毒菌によって蕁麻疹(じんましん)や敗血症などを引き起こす感染症です。
「全部廃棄」も「禁止」と同じく、出荷することは出来ません。
「全部廃棄」の豚で多いのが敗血症と膿毒症です。
敗血症になると菌が全身に回って、ほとんどの臓器が機能しなくなります。
膿毒症は文字通り筋肉や臓器に膿が溜まる病気です。
「一部廃棄」は病気になっている部分だけを廃棄して、その他は食用になります。
「一部廃棄」の場合にはほとんどが炎症が原因です。
炎症は細菌が引き起こす場合もあるので、そこの部分だけを捨てれば問題ないと判断された場合には食用として流通します。
ではどれだけの頭数がこのような病気にかかっているのか。
豚の場合は
「禁止」は396頭
「全部廃棄」は18585頭
「一部廃棄」は10911798
合計は10939779頭(約1100万頭)です。
屠殺されている豚が全部で16515106頭(約1650万頭)ですので、約7割が病気の豚ということになります。
スーパーに売っている7割の豚が病気にかかっている豚ということです。
ですので、あなたも必ず病気の豚を食べているはずです。
近所のスーパーで1パック300円とかで売っている豚はおそらく100%病気の豚です。
牛の場合はさらに酷いです。
屠殺されている牛1175991頭(約117万頭)の中で1005141(約100万頭)が病気です。
実に約9割が病気の牛です。
豚肉も牛肉も病気の肉である可能性が高いのであればどうすればいいのか。
お勧めはイノシシとかシカ肉など野生の肉を食べることです。
野生のモノを食べて育っているので、病気になっている可能性が低く、しかも美味しいです。
しかし、100g当たり700円ほどするので値段は高いです。
いいものが高いのは当たり前ですので、せめて子供だけにはいい肉を食べさせてあげてください。
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