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ナッツが癌を予防すると言うが、実は…

ミネソタ大学の研究チームが「ナッツが癌を予防する」という研究を発表しました。

それによると「結腸直腸癌、子宮内膜がん、膵臓癌に有意な効果がある。しかし、他の癌では有意な差は得られなかった。」と。

ハーバード公衆衛生大学院の調査でも「日常的にナッツを食べる人は癌や心臓病の死亡リスクが減る。赤みの肉を食べる人は死亡リスクが上がる」と言っています。

確かにナッツに癌を予防する効果があるのは確かですが、新鮮なナッツを食べればの話です。

実はナッツにはアフラトキシンというカビが付着することが知られていて、これが強い発癌性があるというのだ。

国際的なリスク評価機関であるFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、アフラトキシン類は人の肝臓に発がん性があるとし、アフラトキシン類の中でもアフラトキシンB1を最も強い発がん性を有する物質としました。

農林水産省より引用

ラットに68~82週間、15ppbのアフラトキシンを含む餌を与えたところ100%(23匹中23匹)に肝臓がんが見られたというものです。

ニュースな待合室より引用

ナッツ類はほとんど輸入で、日本に運ばれてくる頃にはカビが付着している可能性もあります。

実際に厚生労働省はイラン産のナッツ加工品に食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令を出しています(平成27年2月24日)。

輸入時の自主検査の結果、イラン産ピスタチオナッツを原料として製造されたピスタチオナッツ加工品からアフラトキシンを検出したことから、検査命令を実施するもの。

厚生労働省より引用

去年もイタリア産ピスタチオナッツ加工品に対して検査命令を出しているのですが、恐らくこれらは氷山の一角で他の産地の輸入もカビだらけというのが本当でしょう。

輸入時の自主検査の結果、イタリア産ピスタチオナッツ加工品からアフラトキシンを検出したことから、検査命令を実施するもの。

厚生労働省より引用

癌を予防すると思ってナッツを懸命に食べているのに、逆に癌になってしまっては意味がないですからね。

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