アメリカには「VAERS」というワクチンに関する副作用を報告できるシステムがあります。

例えば医師が患者を診察した時に、ワクチンの副作用の症状だと判断した場合には「VAERS」に報告します。

その他にも医師を通さず、一般の人がワクチンを接種した後に起きた症状を「VAERS」に報告することも出来ます。

では、このVAERSで報告されている無月経(早期卵巣不全)の女性は何人登録されているのか。

213人です。

一見、少ない数字ですが、医師が子宮頸癌ワクチンと無月経の関係について無知なため、報告されていない事例がかなりあるのではないかと言われています。

なぜ、子宮頸癌ワクチンを接種すると生理が来なくなるのか。

原因は定かではないですが、推定される要因は２つあります。

一つ目はポリソリベート80

ワクチンには牛の肝臓と血清とか、水銀とか、色んなものが入っていますが、その一つがポリソリベート80です。

ポリソリベート80は水と油を混ぜるための乳化剤で化粧品などに入っている成分です。

サーバリックスにはポリソリベート80は入っていなくて、ガーダシルには入っています。

先ほどのVAERSの報告にある231人の中の88％はガーダシルを接種した人です。

中にはポリソリベート80と無月経は関係ないと言っている人もいますが、その根拠が示されていないんですよね。

それに対して、ポリソリベート80と不妊の関係はマウスの実験で証明されています。

「しょせん、マウスの実験でしょ」と言われればそれまでですが、VAERSの報告と合わせて考えれば関係性が高いと思いませんか？

本来であればワクチンの製造会社がワクチンと無月経の因果関係を安全性試験の段階で行なうべきでしたが、一切行っていません。

ポテトチップスを売っているのとは訳が違う訳ですので、こんなことはあり得ないでしょう(笑)

ポリソルベート80が一部のワクチンには入っていますが、メスのネズミで不妊症、オスのネズミで睾丸の萎縮をひきおこすことがわかっています。これは安全ですか？危険ですか？もし危険でないなら人間を不妊にさせないという根拠をお示し頂ければ幸いです。

内海聡氏のファイスブックより引用

生理が来なくなる二つ目の要因は自己免疫疾患です。

以下の説明欄にある「早発卵巣不全」は40才未満で月経が無くなる病気です。

自己免疫疾患もその原因になるのです。

「早発卵巣不全」の原因を教えてください

「早発卵巣不全」の多くは原因不明です。原因の明らかなものは1～2割程度で、遺伝性、自己免疫疾患（甲状腺疾患、糖尿病、全身性エリテマトーデス、関節リウマチなど）、医原性（卵巣手術、放射線治療、化学療法、免疫抑制剤）などがあります。

「さくら女性クリニック」より引用

メルク社(ガーダシル販売会社)のサイトにも無月経の原因の一つは「自己免疫性」と書いてありますので、分かっているはずですが…。

子宮頸癌ワクチン由来の自己免疫疾患については「子宮頸癌ワクチンの副作用で多い皮膚疾患とは」で説明しましたが、例えば「全身性紅斑性狼瘡(全身性エリテマトーデス)」がそうです。

この病気は膠原病の一種ですが、臓器などに炎症を引き起こす難病です。

これらの自己免疫疾患の発症率はサーバリックスで1.1％あるといますから、かなり多いです。

この全ての人が早期閉経になるわけではありませんが、子宮頸癌ワクチンの副作用だと分からずに「最近、生理がこない」と悩んでいる人もいることでしょう。

サーバリックスの販売会社のホームページには自己免疫疾患の発症率は1.1％と書いてありましたが(今は削除)、これは100人に1.1人ですからかなり多いです(4 価ワクチン(HPV 6 型，11 型，16 型，18 型に対応)の場合には1.8％ですから、100人に1.8人)。

「子宮頸癌ワクチンの副作用で多い皮膚疾患とは」より引用

以上、子宮頸癌ワクチンによる早期閉経の原因について説明しましたが、海外でもこの話題には関心が向けられています。

オーストラリアのリトル博士は「子宮頸癌ワクチンと早期卵巣不全」についての論文を2012年にイギリスの医学雑誌に投稿していますが、この論文では子宮頸癌ワクチンを接種した16才の少女のケースを取り上げています。

この16才の女の子は両親に無理矢理接種するように言われて、子宮頸癌ワクチンを接種しましたが、その後3年で閉経してしまったといいます。

19才で閉経するという現実をこの少女はどのように受け入れたのでしょうか。

両親を恨んでいるのでしょうか。

それは分かりませんが、計り知れないダメージを心に負ったことは想像に難くありません。

結婚したい男性に「子供を産めないなら付き合えない」と言われるケースもあるでしょうから、その度にこの女性は傷つきます。

女性の人生は子供を産むだけが全てではありませんので、この女性が他の幸せを見つけてくれることを願っています。