カルフォルニア州でワクチン接種の強制法案が通過して、今年の7月から施行されます。
この法案が通る前は宗教上の理由などによりワクチンの接種を拒否できましたが、今回の法案が通ったことで、免疫疾患などの重い病気を持っている子供以外は拒否できなくなりました。
対象の児童は学校に通う子供ですので、もし接種させたくない場合には学校に行かせないことしかできません(もしくは他の州に引越しをするか)。
アメリカではホームスクーリング(家で勉強)が制度的に認められていますので、ワクチンが理由で学校を止めさせる親もいるでしょう。
なぜ、こんな法案が通ったのかといえば去年起こった全米における麻疹(はしか)の流行です。
「全米で150人が麻疹(はしか)に感染したのはワクチンを接種していない人がいたから」という理屈をつけて「ワクチン接種の強制法案」を作りましたが、彼らは麻疹ワクチンが効果がないことを知らないのだろうか。
国立感染症研究所は麻疹に感染していた人の7割近い人が麻疹ワクチンを接種していたというデータを発表しています。
これって麻疹ワクチンの効果はないってことですよね(笑)
麻疹が流行したのは麻疹ワクチンの接種とは関係ないのに、こんな法案を通してしまうなんて。
ワクチンを強制するのが世界的な流れなのでしょう。
オーストラリアでもワクチンを接種しない子供には児童手当を支給しない法案を通しました(参考記事「予防接種を拒否すると児童手当を支給しない法案」)。
年間100万円ほどの手当てが支給されないといいますので、余程ワクチンについて勉強している人でないと拒否はしないでしょうね。
にわか反ワクチン主義者ではお金の魅力にかないません。
日本は子宮頸癌ワクチンの勧奨を中止しているくらいですから、まだワクチン強制までいくのは時間がかかりますが、いずれは法律で強制してくる可能性も捨てきれません。
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