子宮頸癌ワクチンで被害を受けた12人の女性たちが記者会見をして、国や製薬会社を相手取って裁判をすることを表明しました。
その中の1人である17才の谷口結衣さんは副作用による光過敏のせいでサングラスが手放せないし、杖がないと歩くことが出来ません。
谷口さんに関しては「子宮頸癌ワクチンに対する日本婦人科学会への疑問」でも取り上げましたが、全身の痛み、記憶障害などの副作用もあります。
お母さんの名前も分からなくなる時があるといいます。
(谷口結衣さんの)記憶障害の様子が映し出されていましたが、「母の名前」も「今自分が居る場所」も分からなくなり、最後には不安からか泣いていました。
母「私の名前は?」
娘「…………」
娘「帰る」
母「どこに帰るの?」
娘「家」
母「ここはどこ」
娘「病院」
自宅にいるのに、病院だと思っている様子でした。
「子宮頸癌ワクチンに対する日本婦人科学会への疑問」より引用
彼女たちには「普通の暮らし」はありません。
谷口さんは記者会見で
「普通にご飯食べて、普通に歩いて、友達と学校に行って、学校で勉強して帰ってきて、そんなのは皆にとっては当たり前だと思うのですが、私たちにとっては当たり前が無いんですよ。当たり前に朝起きるとか、そんなん出来ないんで」
と言っていました。
その彼女たちはなぜ裁判に訴えることにしたのか。
谷口さんは次のように言っています。
「子宮頸癌ワクチンの被害の裁判を起こすことになったと聞いて、私も参加したいと思いました。私のように苦しんでいる人がたくさんいることを知ってほしかったからです」
それに対して製薬会社は「根拠はないと信じている」、国は「コメントを差し控える」と争う気まんまんです。
この裁判の行方は非常に大事です。
もし、裁判でワクチンと副作用の因果関係が認められたら、厚生労働省は勧奨どころではなくなり、たとえTPPでごり押しされようと認めるわけにはいかなくなります。
製薬会社も裁判で負けたら世界中にその情報が伝わり、子宮頸癌ワクチンは全く売れなくなります(子宮頸癌ワクチン事業は終わりを迎える)。
ですので、製薬会社は優秀な弁護士を何人も使って、必死に戦うでしょう。
医療裁判は勝つのが難しいですが、B型肝炎訴訟では国は負けています。
ですので、彼女たちが勝つ可能性は十分あります。
もし、子宮頸癌ワクチンの被害者で裁判に参加したい人がいれば参加できます↓
東京弁護団
【担当地域】北海道・東北地方・関東地方・新潟県・長野県・山梨県
03-6268-9550名古屋弁護団
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