食事をした後って眠くなりませんか。
会社の昼休みを見れば分かりますが、昼食後、大抵の人が寝ていたり、眠そうにしていますよね。
眠たくなるのは2つの理由がありますが、最初に説明する一つ目は仮説として捉えてください。
[一つ目]
糖の摂取により血糖値は上がりますが、この時同時に脳の神経伝達物質であるドーパミンの分泌量が減ります。
ドーパミンは「やる気」を起こさせる物質ですが、この分泌量が少なくなることで、動く気がなくなるということです。
つまり、眠くなるのはドーパミンと関係があるという説です(この説は生姜茶で有名な石原結實先生が言っていました)。
なぜ説なのか。
脳内のドーパミンを直接計測する技術がないからです。
ですので、統合失調症にはドーパミンが関わっているというのも仮説です。
精神病の薬や認知症の薬(両方とも脳に関わる病気)はこのような仮説に基づいて開発されていますが、この仮説が間違えていたらどうするんでしょうか(笑)
話が飛びそうなので、次の2つ目を紹介します。
[二つ目]
糖の摂取により血糖値は上がりますが、この時インスリンが分泌されて、血圧を下げようとします。
この高血糖の状態から急激に血圧が下がるために眠くなると言うわけです。
低血糖になると脳のエネルギー源であるブドウ糖の供給が少なくなるので、一時的にエネルギー不足が生じます(「通常は血圧が上がる→インスリンが分泌される→細胞がブドウ糖を取り込む」という順序で脳や内臓のエネルギー源になります)。
その結果、脳に届くブドウ糖が少なくなり、眠くなるということです。
どちらにせよ、食後の眠気には糖質が関わっているので、糖質制限をすることで眠くならなくなります。
私も何週間か糖質制限を行ったことがありますが、食後眠くなることはありませんでした。
この理論を知っていれば昼だけ糖質を抜いて仕事の効率を上げたり、車で長時間移動する時には糖質を摂らないことで交通事故のリスクを減らすことができます。
このように是非、ダイエット以外にも糖質制限を活用してみてください。
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