はたともこさんが今月の3月2日に「子宮頚がんワクチンは必要ありません」を出版したので、さっそく読んでみました。
はたともこさんは元議員ですが薬剤師の免許を持っていますので、ただの素人が書いた本ではありません。
その彼女が以下の「はたともこ理論」を中心に子宮頸癌ワクチンを否定しているのがこの本です。
HPVワクチンは16型、18型のみ有効ですが、日本人の感染率は合計0.7%です。
さらに、HPVに感染しても90%は自然排出される。
軽度異形成になっても90%は自然治癒する。
ということは単純計算して0.7×0.1×0.1ですので0.007%です。
つまり、日本人女性が16型、18型の中等度、高度異形成の前がん病変に至る人は10万人に7人である。
このワクチンは16型、18型の中等度、高度異形成を予防するという目的で承認されているので、この数値(10万人に7人)から判断するとこのワクチンの必要性は低い。
「はたともこ理論」は反ワクチンのために無理矢理作られた理論ではなく、厚生労働省 健康局長が出した資料を元に作られていますので、非常に説得力があります。
ですので、「はたともこ理論」に反対する人は国内や海外の論文を引っ張ってきて、この厚生労働省 健康局長の資料の信憑性を崩さなくてはいけないので大変厳しい戦いを挑むことになるわけです。
私はこの本が出版されたことが嬉しくてたまらなく、売れ行き次第では厚生労働省が子宮頸癌ワクチンを勧奨再開する時期がそうとう後ずれするだろうと考えています。
この本を読んで
「子宮頸癌ワクチンはHPV16型、18型のみ有効なのに、日本人女性のこの型の感染率は合計0.7%かよ」
「ワクチン承認のプロセスが怪しいぞ。裏で何かあったの?」などと感じる人が増えれば、なかなか厚生労働省も勧奨再開できないと思います。
今のところ騒いでいるのは私みたいな怪しい人だけですので、普通の人までが騒ぎ出すと面白いことになりますよ(笑)
ですので、ツイッターやブログで騒いでくださいね。
なんやかんや言ってもいずれはTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が発効されれば無理矢理勧奨再開させられることは目に見えていますが、その時、「無料で接種出来ます」と勧められても「タダより高いものはないですから」と言ってこの本を渡してあげてください(笑)
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