この記事は30代の女性に書いていただきました。
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中学生の頃からすでに寝つきが悪いタイプの私でしたが、社会人になりストレスの量が飛躍的に増えてしまったことで、慢性的な不眠に本格的に悩まされることとなりました。
仕事での人間関係に加え、子育てのストレスが大きく、睡眠外来ではなく、精神科の診察を受けることとなりました。非常に親身になってくださる先生で、1時間にわたる診察の結果処方されたのがマイスリーでした。
『本当は一ヶ月くらい休んで、しっかり療養して欲しいんだけど・・・』と、先生は収入を途絶えさせるわけにも行かない私の状況を鑑みて、せめて寝られない事だけは解決しようと処方して下さったのでした。
1回目の処方
処方は次の通りでした。
・ゾルピデム酒石酸塩錠5mg「明治」(処方記載・マイスリー)
こちらは寝つきを良くして夜間の睡眠を持続させる薬です。
・リフレックス錠15mg
不安を解消し、気力を高める薬です。
上記2種類を就寝前に服用する事として処方されましたが、薬の効きが良過ぎた為か翌日は非常に眠たかったのを覚えています。仕事にならないほどの眠さだった為、先生と相談してマイスリーのみの使用に切り替えて1週間を過ごしました。この時点でのマイスリーのみの服用には問題はなく、しっかりと眠れる安心感と充足感を得ることができました。何故もっと早く病院に行かなかったのだろうと思うほど、問題を解決してくれていました。
2回目の処方
初回の診察から2週間が経ち、再度診察を受ける機会が訪れました。なんの問題もなかった為、基本マイスリーのみです。リフレックス錠も処方されたのですが、これは翌日眠くなってもかまわない時に、ということで一緒に頂きました。
・ゾルピデム酒石酸塩錠5mg「サワイ製薬」(処方記載・マイスリー)
・リフレックス錠15mg
先生の処方はマイスリーでしたが、薬局の都合で前回のマイスリー(明治)とは製造会社が違うマイスリー(サワイ製薬)を受け取り帰宅しました。薬剤師さんから『名前は違うけど同じ薬です』と説明を受けたのを覚えております。
その夜、主人と話ながら、マイスリーを飲みました。眠くなるまで雑談をして過ごそうと思っていたのですが、飲んで数分で徐々に体調が悪くなっていくのを感じました。深酒をして悪酔いをしたときのように、強烈に気分が悪くなりました。
その後、5分程度で今度は立っていられなくなり、その場にしゃがみこみ、そのままフローリングに横になりました。強烈な吐き気とめまいを感じ、混乱しました。
その様子に気づいた主人が、心配して声をかけてくれましたが、まともな返事はできませんでした。主人がスマホで夜間の外来を調べ、病院に連れて行ってもらいました。車で10分もかからない道中でしたが、何度かビニール袋に嘔吐を繰り返しながらたどり着きました。その日は運悪く救急車が3台も立て続けに来ていた為、診察を受けられたのは翌朝の3時半を過ぎた頃でした。
嘔吐したことにより薬を吐き出していた為か、待合室の長椅子で横になっているうちにだいぶ体調が戻っていました。診察の結果は薬の副作用であること、同じマイスリーでも添加物の違いや体調の違いで副作用が起きることもあるという事。それらを教えられて病院を後にしました。
その後のこと
副作用と言う言葉は知っていましたが、実際にわが身に起こるとは思ってもいなかった為、非常に恐怖を感じました。どんな副作用が起きえるのか、どんなタイミングで起きるのか、起きてしまったらどうすれば良いのか。それらを想定し、夜間対応の病院くらいは抑えておくことが大切です。
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