糖尿病が悪化すると様々な合併症が現れます。
その中の1つが糖尿病性神経障害です。
糖尿病性神経障害になると手足がしびれたり、痛みを感じたりするのですが、この状態になると血流が悪くなっているため小さな傷でも治りにくくなります。
そのため傷から細菌に感染すると潰瘍化し、最終的には足が腐っていきます(潰瘍化とは表皮が剥がれて真皮などがむき出しになること。下の画像が潰瘍)。
(順天堂大学医学部付属順天堂医院より画像引用)
壊疽が酷くなると命を失う危険があるので、最悪の場合、足を切断しなくてはいけません(下の画像が壊疽)。
(笹嶋唯博より画像引用)
日本では年に1万人が糖尿病性の壊疽で足を切断しています。
こんなに毎年、糖尿病が原因で足を失う人がいるのは今の糖尿病治療が間違いているせいではないかと個人的には思います。
日本糖尿学会が指導しているカロリー制限食は糖質60、脂質25、タンパク質15という割合ですが、糖質の量があまりにも多いです。
これでは糖尿病が治らなくて当たり前。
糖質が6割という食事は1986年のアメリカ糖尿病学会のガイドラインと同じです。
今のアメリカ糖尿病学会のガイドラインは「タンパク質がカロリー比で10~20%」と規定されている以外決まりはありません(脂質と糖質の規定がガイドラインから消えた)。
ですので、アメリカ糖尿病学会では糖質制限食や地中海食も糖尿病患者の食事として認めています。
逆に日本の糖尿病学会は糖質制限食を完全に否定していますので、日本の糖尿病患者はこれからもカロリー制限食を食べ続けることになります。
[参考記事]
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