この記事は20代の女性に書いていただきました。
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高校受験を控えた15才の頃の話です。インフルエンザになったことは小学生の頃に一度あるぐらいで、風邪もあまりひかない丈夫な子でした。
受験シーズンということもあり、「インフルエンザになって受験ができなくなったら嫌だ」と思って、初めてインフルエンザワクチンを接種しました。
普段通り学校から帰宅して、近所にあるクリニックで慣れない注射をしてもらい、その日のうちは接種した場所も腫れることもなく普通に夜を過ごしました。
インフルエンザワクチンの副作用
ワクチンを接種した次の日の朝のことです。いつも通り学校へ行こうと起きましたが、体がとてもだるくて、体の節々が痛みました。頭痛もあり風邪のような症状ですが、熱を測ってみると39℃近くあり、まるでインフルエンザの症状。学校へ行こうと思い、準備をしていましたが、起きているのもやっとの状態。立って歩くのが辛かったので休みました。
インフルエンザワクチンを接種したときに副作用の説明はなかったこともあり、なんでこんな症状が起きるのか分かりませんでした。
その日、インフルエンザワクチンを接種したクリニックを受診すると「ワクチンを接種するとたまに起きる症状だよ。」とお医者さんに言われ、その日は点滴を打ってもらい帰宅しました。今まで病気もなく、病院にあまり馴染みがなかったので、そこで初めての点滴を体験したことを今でも覚えています。点滴で少しは楽になりましたが、関節は痛み、熱とだるさで何も考えることもできず、1日中寝たきり状態でした。
体の強さには自信を持っていたので、今でも自分自身に副作用が起きた事も信じられません。でも副作用は誰しもが起きる可能性があるということを知るきっかけにもなりました。
症状とその後
1日ずっと寝て、ワクチンを接種した翌々日。朝起きるとまるで嘘のように体が軽く、インフルエンザの症状もなく、動くことができたので学校へ登校しました。
昨日はなんだったの?と思うぐらいあっという間に元気になりました。もしかしたらタイミングが悪く風邪を引いただけかと思っていましたが、インフルエンザワクチンの副作用だったと思います。
通常、学校ではインフルエンザでの欠席は休み扱いにはなりませんが、今回はインフルエンザワクチンの副作用での欠席だったため、欠席扱いになってしまいました。中学校に入ってからは一度も欠席をしたことがなく皆勤賞でしたが、この欠席のせいで皆勤賞ではなくなってしまったことがとてもショックでした。
接種後インフルエンザにはなりませんでしたが、休んでしまうのならワクチンを打たなければよかったとも思いました。
ワクチンを接種して思った事
その後も受験や結婚式など大きなイベントを控えているときに接種しようか迷ったこともありますが、あれから私はインフルエンザワクチンを一度も接種していません。
あのとき偶然副作用が起きてしまっただけかもしれませんが、また症状が起きたら・・・。と思うと億劫になってしまいます。
ワクチンを接種することによって、インフルエンザにかかりにくくなるかもしれませんし、かかっても症状が軽く済むかもしれません。
しかし、私にとってのインフルエンザワクチンの印象は悪くなってしまったので、今後もないと思います。
インフルエンザワクチンを接種して予防するよりも、うがいや手洗いを徹底したり、免疫力をつけたりと自分ができることに力を入れてインフルエンザにならないように努力をしていきたいと思いました。
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