この記事は20代の女性に、MRワクチンの副作用の体験談を書いていただきました。
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「集団感染予防」
今から七年ほど前、私が中学生へ入学した時のできごとです。当時、私の中学には【麻しん・風疹】の集団予防接種(MRワクチン)がありました。
打つ前に生徒が熱を出していないか一人ずつ体温を診ていくのですが、私はもともと36度の熱でも倒れるくらい低体温の体質でその日も36度以上出ていた上に風邪を引いていると医師に申告しました。
しかしながら、ワクチンを打つ医師は特に気にすることもなく打ち、そのままワクチンは終了。
ただ、その日は痛む腕以外は何も違和感もなく、その日は安全のためにと早く家へと帰宅しました。
続く高熱、出てくる蕁麻疹
問題が起きたのは翌朝、とにかく身体が熱かったこと、そして朦朧とする意識、それでいて痛む腕。母に聞けば通常の風邪よりもあまりにも熱の上がり方が異常だったので、かかりつけ医の元へと向かったとのこと(私は意識が朦朧だったので覚えていません)。しかしながら、診療所は休み。
救急に行くかどうか迷った末に、母は私に学校を休ませて家で安静させるという判断をしました。熱は収まらず、しかしながら病状が悪くなるわけでもなく一日は過ぎ去りました。その日はワクチンを打った翌日ということもあり、学校や保健所から電話が来ました。
次の日、身体を見ると赤い蕁麻疹が体中に複数、見たことのないほど多く現れていました。もともと甲殻類のアレルギーを持っていますが、それでも今まで経験したこともないほどの蕁麻疹の数。
そして未だに腫れているワクチンを打った腕、それに激しい咳もあることから、急いで診療所に向かい、医師に診察してもらった結果は「予防ワクチンによる副作用」とのことでした。
原因はMRワクチン
当時使われていたワクチンは予防すべき二種を混ぜた【MRワクチン】と呼ばれるものです。このワクチンはインフルエンザワクチンのように卵を使わない為にアレルギーは少ないと言われていますが、そもそも熱が出ている状態でワクチンにある微量ながらの二種のウイルスを入れたために高熱や蕁麻疹のような副作用が出たのではないかという判断でした。
幸いだったのはそのまま麻しんを起こした際に起きる脳炎や肺炎のような危険な状況に陥らなかったこと、そして咳は出ていたが持病である喘息が出なかったことは幸いだったと説明をしてもらいました。小児喘息を患っている為、他にも副作用が出ていてもおかしくはないということでした。
処方されたのは、【カロナール】でした。あまりにも頭痛が激しかったからです。その後は喘息のような症状が出たら連絡してほしいということで診察は終了です
その後
熱が下がるまでは辛い物など刺激物を食べても蕁麻疹が出る状況でしたが、徐々に熱も下がり始めていき、一週間後には復帰ができるようになりました。
私本人はあまりにも意識が飛んでいたので記憶は朧げになっていて、自分の状態も母親に後日、説明してもらって知るような状況でした。
どうやらワクチンによって熱が出るのは少し間が空いた後らしく、翌日から熱が出た私の話を聞いて、保健所の方が私を連れてくるように言っていたようです。しかしながら高熱で意識が朦朧としている私は行けるはずもありません。ただし、かかりつけ医が保健所に連絡をしてくれていました。
それ以降は一切のワクチンを打っていません。今回の私の例は稀なのかもしれませんが、少しでも平熱と違った場合はワクチンはやらないほうが安全だろうと私は思っています。以上のMRワクチンでの体験がご参考になればうれしい限りです。
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