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抗生物質クラピットによるアナフィラキシーで蕁麻疹と呼吸困難に

この記事は20代の男性に書いていただきました。副作用は抗生物質クラピットによる蕁麻疹と呼吸困難です。

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 私は現在、某ホームセンターに勤めている27歳の男性です。昔、歯医者さんから服用された薬で副作用反応が起こり、大変な思いをしました。その時の体験談をお伝えできればと思います。

 私が中学生の頃です。歯は毎日磨いていたのですが、虫歯がひどく、週に一回歯医者に通っていました。いつも通り歯を見てもらい、帰宅しましたが、夕食を食べている時、歯の噛み合わせが悪く、激痛が走りました。夜もなかなか寝ることができませんでした。

 その日は何とか我慢していたのですが、授業中や部活動中どうしても耐えきれず、翌日もう一度歯を見てもらうために歯医者に向かいました。その際に治療していた歯の噛み合わせが正しくなっていなかったので、取り付けていた銀歯を少し削って歯の噛み合わせを調整してもらいました。時間も思っていたよりは掛からず、抗生物質「クラピット錠(細菌を殺すための薬)」をもらい、いつも通り帰宅しました。

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抗生物質「クラピット」の副作用

 歯自体は治療していたので、歯痛はそこまで酷くなかったのですが、念の為に処方された薬を飲みました。飲んでだいたい五分後、用を足す為にトイレに行ったのですが、その際、いきなり喉が詰まる症状に襲われました。最初は夕食で食べたものが喉に詰まっているのかと思いましたが、そういった不快感はなく、徐々に体調の変化が現れてきました。

 次第に呼吸が荒くなり(呼吸困難)、声もガラガラ声に変わり、体には腕や腹に蕁麻疹ができました。また視界は最初は何ともなかったのですが、次第にチカチカし、意識は半分朦朧としていました。たまたまトイレに来た父親が異変に気付き、そのまま父親の運転で病院に連れていってもらいました。

 その頃には意識は半分ありませんでした。病院は割と近くに大きな市立病院があったのでそこへ直行しました。すぐに医師に見てもらい、喘息の人がよく使用している機械を使い、体調は落ち着きましたが、しばらくガラガラ声が治りませんでした。深夜ということもあり、その後帰宅して翌日また病院に行き、診察に行きました。

 診断結果は抗生物質「クラピット」によるアナフィラキシーです。クラピットではあまり起こらない症状であるようですが、私はアレルギー症状が出てしまいました。蕁麻疹も意識が遠のいたのも喉が腫れたのもアナフィラキシーの症状です。

副作用を経験してまとめ

 今まで、アナフィラキシーどころか薬での副作用は全くなかったのですが、この症状を経験した時は正直驚きました。問題の薬は、今でも飲まないように気をつけています。よくよく考えてみれば、今まで大きな病気や風邪など滅多に引かなかったので、薬を飲む機会がありませんでした。ですので、元々その体質ではあったけど、気づかなかっただけなのかもしれません。

 医師から話を聞くと、クラピット錠という薬は、良く処方される薬と聞いていたので、少し今後が恐ろしくなりました。今でも手帳に薬の名前だけは忘れないように明記しています。

 それにしても副作用がこんなにも辛いものだとは思いませんでした。蕁麻疹の症状は良くある症状ですので、そこまで驚きませんでしたが、呼吸困難が酷くなると最悪死ぬことになりますので焦りました。

 二度と同じことを起こさないよう、生活面は気を付けています。もしかしたら、この薬以外にもまだ副作用の出てしまう薬はあるかもしれません。食べ物でもアナフィラキシーはなかったのに、薬でこんな風になるとは思いませんでした。なるべく薬に頼らないように健康面の管理はその頃から意識するようになりました。

[参考記事]
「バファリンの副作用でアナフィラキシーに」

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