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プラセンタ注射を打ってから起こった体調の変化。生理の血が多く

 この記事は40代の女性に、プラセンタ注射に関する体験談を書いていただきました。

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 世間では、アラフォーですとか、アラフィフですとか、この年代になると年齢をおおよその、やんわりとした言い方で表現することが多い。そして私自身もその年代です。40代は若い人からみたら、かなり遠くに感じるかもしれないが、子供の手が離れ、気づいた時にはこれくらいの年齢だろう。そしてやっと全部後回しにしていた自分を気にし始めるものです。

 最近、私は、公園デビューや、子供の送り迎えによって作られてしまった、たまらなくたくさんのシミや年齢による毛穴が気になっていました。それはどんなにファンデーションを塗ってももうごまかすことはできなかったからです。そして、そのしっかりと年齢を重ねてしまった肌の質感は確実に写真にも残るようになっていました。

 そこで、私はもう美白化粧品や肌に良い食べ物などでゆっくりとケアしていく気がどうしても起こらず、とにかく早く消したい一心でまず皮膚科に行くことにしました。

 皮膚科は、インターネットである程度調べ、シミやしわなどを専門とする「美容皮膚科」を選びました。

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診察の予約を取って

 そして予約を取り初めての診察。先生は、ネットの写真にも出ていましたが、女性でした。やはりとても美しい。結婚してお子さんがいるとは思えない程。書かれていたプロフィールの年齢からみても驚くほど綺麗なお肌をしていました。

 やはり女性の特有の悩みを相談したい時には、女性の先生の方が安心して相談できます。こんなこと話をしてもわかってもらえるだろうか?という不安が女性の先生だと和らぐからです。

カウンセリング

 まず診察室に入り、自分の悩みを伝えました。私はシミが隠せない程増えてしまっていること、たるみで毛穴が開いたままになってしまっていることを話ました。先生からは、年齢からくるものなので、早くにその悩みを解消したいのであれば、レーザー治療を勧めますよという話でした。

 私は、このクリニックがレーザー治療を行っていることをネットで調べた時に知っていたので、おそらくそういう流れになるのではないかと予想していました。そして先生からもレーザーを勧められたのですが、ただ1回では、全部のシミや毛穴をケアすることはできないので、一般的には4回から5回のレーザー治療という形になりますよと言われました。それでもシミが取れるのならと思った私は、レーザー治療をすることに決めたのです。

医師の勘

 私がクリニックに駆け込んだのは6月でしたが、今年は梅雨らしい雨もあまりなく、それでいて毎日が湿度でどんよりした頃でした。そんな季節の変わり目は、私は特に体調が悪くなりがちで、もともと片頭痛や緊張型頭痛と言った慢性の頭痛を持っていたので、いつもすっきりとしない頭を抱えていました。

 加えていつになっても軽くなることはない重い生理痛は、いつも私の悩みの種でもありました。私の場合、1年を通じてスカッといい気分で、体調もばっちりなどということはまずなく、頭痛がひどい時は寝込む、生理の最初の3日間はなるべく用事を入れない、など生活するのも困難なことがかなり多くありました。ですがこれは個人の体質の違いと勝手に思っていたので、受け入れるというよりも、痛みが来た時は、それが過ぎるのを待つという生活をずっと続けていたのです。

 クリニックの問診の時に、先生から「顔色が悪いけど、どこか調子が悪いところがある?」と聞かれ、いつも体調が悪いことを話ました。あまりその時は深く考えてはいなかったので、自分の体調のことを特に酷いとは思っていませんでした。

 ですが、先生に聞かれて、ひどい頭痛持ちであること。生理痛で動けなくなること、などを話すと「体が熱くなったりしない?とかボーっとすることはない?とか汗はかかない?とかすごく疲れていない?」などかなりいろいろ質問されました。その先生の質問が自分の今の体の状態にとても合っているのにとても驚きました。そして先生より「更年期」という言葉が出たのです。

 更年期とは、生理が終わる前後10年くらいの間に起こる体の変化のことを言います。そして、これも個人差がかなりありまして、あまり感じないまま終わる人もいれば、ひどい人になるとホルモンの量を調整することでコントロールしなくては動けなくなってしまう人まで様々です。

 私は、ずっと体質の問題だと思っていたので、更年期が来たことに気が付かないでいました。言われてみれば、先に更年期に突入した友達が言っていたような症状ばかりです。自分ではどうにもならなかった症状が更年期障害であるとやっとわかりました。

プラセンタ注射を提案される

 先生から、「まずは、更年期の症状を抑えることを考えてみてはどうかしら?」と言われ、私は、すぐに「はい」と答えました。そうしましたら先生よりプラセンタ注射というものがあるということを紹介されたのです。

 最近は、美容系のサプリメントなどにも使用されているので、普通にドラッグストアなどにも置いてあるプラセンタ。それを注射で体に入れる?プラセンタ自体を詳しく知らない私に、先生より、「プラセンタ注射のプラセンタはヒトの胎盤から作られているもの、副作用などは報告されておらず安全性が高い物、なにより直接体内に入れることで効果が抜群によい。もちろんシミや毛穴などの美容面にも」という説明を受けました。

 私は、プラセンタを打つことで、少しでも体調が良くなるのであれば、ととても興味を持ちました。プラセンタの注射を打つ回数は、特に決まっているわけではなく、その人によって週に2回、3回と多い人もいます。ですが、私は、クリニックに通って来ること自体に体力を使ってしまうので、週1回から始めてみることにしたのでした。

週1回の注射を打ってからの体調の変化

 注射は、とても簡単で腕に小さめの注射を打ちます。初めて打った時には、初回は少し痛いかもしれませんよとのことでした。確かに次の日も打った周囲の痛みはありました。ですが、それも一日ごとに消えて、また次の週に一本と順調に回数をこなしていきました。

 毎日、体に良い変化が来ないかと気にしながらいたのですが、特に劇的な変化は訪れず、私はあまりにも自分の体調が悪いから良くなるのにも時間がかかるのだ。とそう信じていました。そしてそのまま2が月くらい続けたのです。もちろん、肌のシミがなくなることもありませんでした。

 相変わらず、変化のない生活をしていたのですが、悪い方向に変化が出てきました。それは、注射を打つ箇所がいつまでも痛いこと、そして生理になると今までにないくらいの大量の出血が来てしまうこと、どこかいつも吐き気がすることなどです。もともとすぐ吐き気が起こるタイプではあったのですが、いつでも気持ちが悪いということは今までと明らかに違う点でした。

 ですが、これも体質が変わるから起こっているのだと自分なりに思っていたのです。なんせプラセンタが体に有効なことは、いろいろ調べて知っていたからです。そして、その時にやめればよかったのですが、それからまた1か月程続けてしまいました。やはり腕の痛みは治まらず、ナプキンでは収まりきれない程の経血と、どこででも吐き気が起こり、とうとう外ででも吐いてしまうようになりました。

もしかしてプラセンタ注射が原因なの?

 もうこの頃には、おそらくプラセンタの注射が何かの影響を及ぼしていると自分の中で実感がありました。自分がその頃に飲んでいる他の薬は、頭痛薬くらいしかなかったので他に思い当たることがなかったからです。そして、私は、注射をやめました。

 最初、やめてからしばらくは、まだ吐き気などが残っていたのですが今はもうありません。もちろん更年期の症状はそのままです。こんなことがあるのかが気になって調べたりしたのですが、やはり副作用の報告は見られます。生理不順や肝臓機能への影響など。また、人の胎盤を使っているので、菌やウイルスへの感染も考えられるとのことで、献血はしないようにした方が良いそうです。

 結局はプラセンタ注射は私には合わなかった。あらゆる薬があらゆる人に効果があるわけではないのと同じように、たまたま私には合わなかっただけかもしれません。直接体内に注射で入れてしまったことで、悪い影響が強く出たのではないかと考えます。特に注射は、気を付けるべきだったと今更思います。もし、注射を考えている人がいるのであれば、自分の体調の変化をよく観察し、できればゆっくりと始めてみるのがいいと思います。

[参考記事]
「胃のバリウム検査前のブスコパン注射でアレルギー反応を発症」

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