肝臓の薬「ウルソ」とホルモン剤「メノエイドコンビパッチ」で同じようなアレルギー症状が現れたので、その体験をお話します。
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処方のきっかけ
数年前、肝臓の数値(GOT、GTP、γ-GTP)が上がる傾向にあったため、近くの開業医から、ウルソを処方されました。
特にお薬を飲むほどではないのでは・・・と思いましたが、ウルソは昔からあってとても良い薬だから、と説明を受け安心して飲み始めました。
確か、1日3回服用したと思います。
飲んで出てきた兆候
飲み始めて、少ししてから足のスネの部分にかゆみが出てきました。これが薬によるアレルギー症状の始まりだとは気づきませんでした。
ちょうど、ホルモンバランスが少し崩れ始めていたため、かゆみはホルモンバランスから来るアレルギーではないかと思っていました。突然、花粉症になったり、アトピーなどのアレルギー症状が出る方が意外と多いですので、私も年齢とともに、体質が変わってきたのではないかと勝手に考えていたのです。
同時服用の薬について
数か月して婦人科で検査していただくと、ホルモンバランスが崩れているため、ホルモン剤を使用することを勧められました。
その病院では、循環器の先生が常駐しており、首の血管もエコーで診てくれるのですが、この先生からも、血管が細く硬くなっていると良くないと言われました。
お薬は使用したくないと思いましたが、そのままだと良くないように言われると、怖く不安な気持ちになって、ホルモン剤を使用することを決めました。
飲み薬は肝臓に負担がかかるので、貼り薬(メノエイドコンビパッチ)を選択しました。貼ってからすぐに、足のかゆみも、お風呂に入ると沁みるくらいになっていました。
副作用
貼り薬(メノエイドコンビパッチ)は、2日に1回貼りかえます。12月24日の夜2回目の貼り替えをしました。そして、翌日12月25日の朝ウルソを飲み、数分経ったとき、肘と膝がポカポカしてきました。寒い日なのに、何故か温かく感じるので不思議な気持ちで見てみると、真っ赤になっていたのです。びっくりしていると、今度は頬がピリピリしてきて、鏡を見ると頬が真っ赤になっていました。
これはアレルギー症状だと思いましたが、とりあえず、メノエイドコンビパッチを急いで剥がしました。
医師の判断
急いで化粧をし、すぐに病院に行けるように用意をしました。私の中では、<ウルソは良い薬>という先生の言葉が染みついていて、ウルソをまったく疑っていませんでした。メノエイドコンビパッチのせいだと思っていました。病院に行かなければいけないと思いましたが、まだ時間は朝8時くらい。病院は開いていません。
すぐに入れるよう病院の近くまで行き、オープン時間にすぐに飛び込みました。その頃にはもう赤みも引いていましたので、説明をしても先生は「分からない」としか言ってくれません。
しかし、その後、婦人科の先生はまだ新薬だったこの貼り薬(メノエイドコンビパッチ)のことをあまり理解していないまま処方したことが分かりました。製薬会社に副作用の情報を聞いてないのかと問いただすと、ちゃんと確認していないようで、とてもガッカリいたしました。
製薬会社の見解
自宅に戻り、自分自身でメノエイドコンビパッチの製薬会社に電話をしてみました。すると、製薬会社からは、「副作用に肝臓の数値が上がるという報告も来ています。もともと数値が高い方は使用しない方が良いと思います。」との返事でした。
私は元々肝臓が弱いので、ちゃんと医師から副作用などの説明があれば、使用することはありませんでした。もっとしっかりと勉強をして処方していただきたかったと思います。
その後
その頃、指輪でも少しかぶれることがあったので、総合病院の皮膚科でアレルギーの検査をしてもらいました。
アナフィラキシーショックの話を先生に詳しく説明したところ、足がかゆくなったアレルギー症状はウルソが原因の可能性が高く、今後は使用しない方が良いと言われました。
ただ、もう一度使ってみて同じことが起こるかを見てみないと、必ずそうだとは言えないが、いくら良いお薬でも薬は必ず副作用があるし、100%誰でもが合うものではないから注意するようにと言われました。
そして、アナフィラキシーショックになったのは、ちょうどメノエイドコンビパッチを貼り替えた時だったので、メノエイドコンビパッチが原因と思っていましたが、ウルソだけでもそうなったのか、ウルソと同時に使用した為なのかは定かではありません。調べてみると両方の薬でアレルギーの副作用がありますので、どちらか一方の薬でもアレルギー症状が生じていたかもしれません。
最後に
お薬は必要なものですが、どんなお薬でも副作用があり、必ず誰にでも合うものではないということ、そして、処方される際には、医師に詳しく内容を聞くことがとても大事だと思います。
ただ、医師に質問したくても、素人があれこれ言うと嫌がる先生もいます。診ていただいてる先生の言うことは、黙って聞いてしまう傾向にあると思いますが、自分で製薬会社に確認したり、今ならネットでも詳しく出ているサイトも多くありますので、自分で納得した薬を服用することが大切だと思います。
[参考記事]
「余命3か月の肝臓がんが完治しました」
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