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抑うつ剤の副作用で10キロ太り、顔の輪郭が変わりました

この記事は30代の女性に書いていただきました。

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 私はシステムエンジニアをしています。今年(2017年)の7月初旬、初めて心療内科にかかりました。今年の4月から業務が忙しくなり、4月中はなんとか心と体のバランスを保っていましたが、5月GW明けから徐々にバランスを崩していきました。

 仕事上のストレスと一言で言ってしまうと簡単ですが、職場の上司と意見が合わず、相談する人もいなくて、一人で抱え込んでいました。私は契約先の職場に出向していたので、自分の会社の人間がいない状態で、なかなか自分の会社に戻る時間を確保できずにいました。

 そのような中で、睡眠時間がうまく確保できなくなり、会社に行くのが億劫になってきました。5月中はなんとか会社に出社していましたが、6月に入ると会社に行けなくなりました。

 重要な仕事がある月曜日(週に1回行う作業)はなんとか出社しましたが、それ以外の曜日は休みがちになりました。有給休暇も既に消化していたので、仕事を休むと欠勤となり、お給料が少なくなることは分かっていましたが、それでも出社しようとすると、気持ち悪くなり、吐き気がしてどうしようもない状態でした。自治体の無料カウンセリングに行ったところ、一度病院に行った方が良いと言われ、心療内科に行きました。

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医師の診断

 今まで心療内科に通院した事がない私は、通院する事に対する不安を持っていました。しかし、そう言っていられない状態だったので、不安を抱きながらも病院に行きました。

 受付を済ませ、初めはカウンセラーとの面談でした。今までの経緯をお話し、その後先生からの診察です。診察自体はそこまででもなく、診察した事で少し心が和らぎました。やはり心の病気だったんだと・・・。この日は診察後に採血を行い、お会計、薬を処方されました。

 処方されたお薬は2種類です。どちらも1日一回寝る前に1錠ずつ飲むようになりました。
・セルトラリン錠(25mg)
・ゾルピデム錠(5mg)

 セルトラリン錠の効能は気持ちを楽にして、意欲を高める薬です。抑うつ剤としては初めて飲む人に処方される事が多いそうです。ゾルピデム錠は寝つきをよくし、夜間の睡眠を持続させる薬です。睡眠がよく取れない事で処方してもらいました。

 ひとまず1週間飲んでみて、様子を見ようという事で飲み始めました。

副作用の発生

 飲み始めて間もなく副作用が出てきました。薬を飲んで30分後くらいには寝つけましたが、夜中に頻繁に目が覚めます。目が覚めてからすぐ眠れるのですが、また目が覚めるといった事が繰り返し起きました。また、日中にボーッとする時があり、不安だったので、処方して頂いた病院の薬剤師に相談しました。

 回答としては、薬の副作用によるものと考えられるとの事で、そこまで影響がないようでしたら、次回診断時に(初診の1週間後)医師に相談してくださいと言われました。

 飲み始めて間もないので、ひとまず様子を見ようと思い、薬は飲み続けました。5日目、6日目くらいには若干身体が慣れてきたのか、夜中に目が覚める回数は減ってきました。

 そして診察の日。この1週間の間に発生した症状について話をしました。まだ、飲み始めて1週間で、薬が身体に合うかどうかを模索している最中かつ、若干身体が慣れてきているという事で、次回まで継続するという結論でした。

 そこで、継続していましたが、夜中に目が覚めると言うのは変わらず、睡眠がよく取れない日々が続きました。睡眠時間としては十分ですが、浅い眠りが続いていたので、身体がすっきりしませんでした。

薬の変更

 次回の診察の日。医師に症状をお話したところ、薬の変更をする事になりました。
・レメロン錠(15mg)
・ゾルピデム錠(10mg)

 抑うつ剤が変更になりました。セルトラリン錠より少し強いレメロン錠に変更になりました。レメロン錠は効果は高いけど副作用もそれにつれて大きい薬だと評価されています。睡眠薬は種類の変更はありませんでしたが、量が2倍になりました。

 これで経過を見ていこうとの事です。薬を変更してからは夜中目を覚ます事がほとんどなく、効果を実感できました。しかし、特に食べすぎていることはないですが、短期間で体重が10キロほど太りました。添付文書を見ると副作用として体重増加が挙げられていますので、恐らく副作用だと思われます。顔に肉が付いたせいで輪郭が変わってしまい、知人から気づかれないこともありました。

 副作用に関して不安になる事はありますが、効果は実感できているため、焦らないようにと医師からは言われています。

最後に

 薬の量や強さが変わりましたが、現在も薬を飲み続けています。体重増加が心配ですので、このまま飲み続けるわけにはいきません。ですので、薬を飲まなくても済むように仕事を変えるなりして心の安定を図っていきます。完治するまで時間はかかると思いますが、医師に相談しながら、薬をうまく使いながら、無理しないようにしていきたいと思います。

[参考記事]
「双極性障害の薬の副作用で脂肪が溜まりすぎて太る」

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