この記事は40代女性に、抗がん剤と抗うつ薬の副作用について書いていただきました。
………….
私は2017年の4月に、直腸癌と診断されて、三週間の絶食入院後、手術を受けました。悪性腫瘍は取り切れましたが、その後の癌の転移や再発防止のために、抗がん剤治療と、抗がん剤薬(ゼローダ300)を服用して治療を現在続けています。1日3回、食後に5錠を2週間続けて飲み、一週間開けた間隔で服用しています。
また、気持ちの落ち込みや倦怠感が続いたせいで安眠が出来なくなり、同じ病院内の精神科を受診する事となりました。処方された薬は、抗うつ剤(アモキサン)と精神安定剤(ソラナックス)を朝、昼、夜、2錠飲んでいます。睡眠薬は、精神安定剤を飲んでいれば大丈夫でしょう、と診断をされて、のまないで良いと診察をされて、現在3つの薬を服用しています。
抗がん剤薬の副作用
手足の先端の感覚が過敏になり、冷蔵庫に入れている食品全て、触ると突き刺されるようにヒリヒリとし、冷たいものが持てなくなりました。氷なんてもってのほかです。
今現在は専業主婦をしていますが、こんな状態では食事の支度等台所作業が難しくなりました。手足先が茶褐色に変色して、こんがりと日焼けしているようになります。色素沈着があらわれて爪の形も変形、変色しています。また、皮膚の乾燥もひどいので、ハンドクリームはかかせません。
また味覚が変化しました。普段好物として食べている、ヨーグルトやミルク、フルーツ等の味が全く受けつけなくなってしまいます。食べると気持ちが悪くなってしまいます。また、粘膜が過敏になるので、口の中に食べ物を入れると、頬が痛くてうずくまってしまうほど強烈な刺激が口内に広がります。こんな状態ですので、好物も食べれなくなり食欲がかなりなくなってしまいました。食事の事はあまり考えたくありません。
「好きなものを少しずつでも食べましょう」と看護師から言われたのですが、そうはいっても食欲が出ないのです。そのせいで最近4キロ体重が落ちて、現在166センチ40キロになっています。癌になると痩せると言いますが、こういうことだったのだと自らの体験を通して身に染みて分かりました。
抗がん剤治療を月に2回行い、抗がん剤薬を飲んでいると1ヶ月の中で、20日くらいこのような状態になってしまいます。白血球の数値も悪くなり、免疫力が落ちます。外出するとすぐに疲れ果ててしまいます。喉の痛みと喉の渇きもあります。ただし冷たい飲み物は口内に染み入るので飲めません。
このような副作用に悩まされています。色々な抗がん剤の種類や治療法や個人差があると思いますが、慎重に生活をしていかなくてはいけない、戦わなければいけない、と日々を乗り切って生きています。
抗うつ剤と精神安定剤の副作用
癌になってしまい、人工肛門になり障害を持つ身となり、慣れない入院生活のせいで、全てがうんざりしてしまい、心が壊れてしまいました。総合病院でしたので、先生の薦めもあり、精神科を受診する事になりました。診断は、躁鬱病と判断されました。落ち込んだと思うと明るく活発にふるまうような状態の繰り返しです。
抗うつ薬(アモキサン)を1日3回2錠ずつのみ、精神安定剤を1日3回2錠、寝る前に一錠のんでいます。
まず何か作業をしている時(読書)等、突然気を失ったように、いつでもどこでも眠りふけてしまいます。睡眠不足ではないのですが、ともかくいつでも寝てしまいます。時間の約束を怖くてできなくなってしまいました。必ず眠り遅刻等してしまうからです。抗がん剤と併用していることもあり、免疫力が低下して疲れやすくなっているとの事ですが、日常生活がきちんと出来ない状態なので悩んでいます。
また、アモキサンの副作用で喉が異常に渇きます。2ℓのお茶等すんなりと飲んでしまいます。水分を身体が欲しがっている状態になります。水分がないと過呼吸のようになり、具合が悪くなるのです。
精神安定剤(ソラナックス)を飲むと夜決まった時間にきちんと眠りにつけるのですが、飲み忘れてしまうと、落ち着かなくなり、眠れなくなってしまいます。
このような症状がでてしまいますが、まずは病気が治るように免疫力をつけて、前向きに生きて行くしかないと思っています。頑張ります。
[参考記事]
「抗がん剤の副作用である便秘に相当悩まされました」
LEAVE A REPLY