この記事は30代女性に、うつ病のために処方されたドグマチールの副作用(生理不順)の体験を書いていただきました。
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数年前、私は突然メンタルクリニックを受診することになりました。
メンタルクリニックを受診する前、私の身体には今まで経験したことのないような様々な症状が出てきていました。体に力が入らず、ほんの少し歩いたり、立っていたりするだけでふらつきやめまいが出ていました。また、常に息苦しい状態が続いていました。
症状が出始める前、私はひどい風邪を引き、数日間仕事を休んでいました。風邪が治った後、様々な症状が現れた時は、風邪を引いて仕事を休んでいる間、高熱と咳が続き、食欲もなく、ほとんどベッドで臥せっていたので「体力を消耗しただけだろう。」と思っていました。
ところが症状は改善されず、どんどん悪化していきました。「通勤途中で気分が悪くなり、しばらく座って休まないと動けない」「パソコンのモニターを長時間見ていられない」、「頭痛が止まらない」ということも起こり始めました。始めは「少し休めば何とかなる」と思っていたのですが、体調は一向に良くならず、悪化するばかりでした。会社も出勤しては欠勤の繰り返しでどう考えても普通ではないと感じていました。
呼吸器系の病気を疑い、内科と呼吸器科の専門医がいる病院を受診しましたが「特に異常はない」と言われました。その先生から「ストレスが原因なのではないですか?」と言われたため、メンタルクリニックを受診することになったのです。
メンタルクリニックを受診した時は本当にひどい状態でした。自宅から病院までやっとの思いでたどり着き、受付を済ませた後は椅子に倒れこむようにして座り、順番を待っていました。メンタルクリニックの先生にそれまでの経緯を話すと精神安定剤としてドグマチール錠50㎎が処方されました。最終的に私は「うつ病」と診断されました。
ドグマチールの副作用
最初にメンタルクリニックを訪れた時はドグマチール(うつ病の薬)のみを処方されましたが、2回目以降はドグマチールと一緒に抗うつ剤と睡眠導入剤が処方されました。メンタルクリニックに通うようになってから、症状は徐々に軽くなっていきました。
ドグマチールを服用し始めてから3か月くらいたった頃、生理予定日に生理が来ないことに気が付きました。ドグマチールを服用し始めた頃は服用前と同じように通常通りの生理がありました。
私は今まで生理不順になったことがなかったので、ドグマチールに原因があると思いました。正確に言うと、生理が全く来なかったわけではありません。生理予定日を過ぎた頃に、極少量の経血が出たことはありました。でも、経血の量があまりにも少なすぎて大変驚きました。
私の場合、通常であれば生理は1週間程で終わりますが、この時は極少量の経血が2週間程続いていたように思います。経血も出る日と出ない日があったように記憶しています。経血の量が極少量であったため、生理用ナプキンを使う必要はなく、おりものシートで対応していました。
メンタルクリニックの先生に相談したところ、やはり原因はドグマチールにあるということになり、服用中止になりました。その後は別の薬を処方されました。それ以降、生理不順になることはありませんでした。生理のサイクルも元に戻り、経血量も通常通りです。
まとめ
薬を服用している途中に体調を崩したり、気になることがあったら、迷わずに薬を処方してくれた病院あるいは薬局へ問い合わせることをおすすめします。
私の場合は生理不順になっただけで、命に関わるようなことにはなりませんでした。しかし、薬によっては命に関わるような重篤な副作用が発生することもあります。薬の飲み合わせや飲食物との相性、患者の体質によって副作用が発生することもありますので注意が必要です。何か不安なことがあったらすぐに病院の先生や薬剤師さんへ相談しましょう。
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