この記事は30代の男性に書いていただきました。
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以前、前立腺肥大症のために泌尿器科に通院していました。2015年から飲み続けていたのは前立腺肥大症では一般的に使われているフリバス50mgという薬でした。その後、転院によりこの薬がユリーフ錠4mgに代わったのは2016年のときですが、病院ではフリバス錠を取り扱っていないという理由からでした。
担当医師の話ではユリーフ錠4mgでもフリバスと同じ効果があって良い薬だから変わりはないという説明だけで、副作用についての説明はありませんでした。当時は別の病気の方が深刻で苦しい日々が続いていたので頭の中ではユリーフ錠のことは完全に消え去っていました。
薬の副作用について関心を持つようになったのは恋人であった女性と性関係を持った時です。なんと性的な興奮はあるのですが、射精ができないのです。精液が出ないか、出ても少しという状態でした。
薬の添付文書を読むと
早速、ユリーフ錠の添付文書を探して読むことにしました。そこにはユリーフ錠には射精障害(逆行性射精)という副作用のあることが書かれていました。添付文書に書かれていた内容によると、2割近い人に射精障害が起きていることが分かりました。射精障害(逆行性射精)は本来外部に射精されるべき精子が、尿道を通って膀胱の中に溜まってしまう障害です。私も射精することができなかったので間違いなく射精障害がユリーフ錠の副作用であると断定しました。
当時の担当医師は男性だったので通院した時に話をしてみようと考えていましたが、担当医が異動になって代わりに若い女性医師に代わっていました。女性医師にいきなり射精の話をするのも気が引けたので何も言わずに今までに至ります(笑)
これは子供が欲しい家庭にとっては深刻な副作用です。もし、子供ができない場合、薬の副作用を調べるところから始めてください。私はまだ結婚をしていないので、問題ないですが、当時の彼女にすごく驚かれました。もっと、驚いたのは私の方ですが…。
排尿障害患者対象臨床試験の総症例873例中,副作用は391例
(44.8%)で認められた。その主なものは,射精障害(逆行性射精等)
150例(17.2%)….なお,第III相二重盲検比較試験では射精障害(逆行性射精等)が 175例中39例(22.3%)で認められた。(カプセル承認時)
ユリーフ錠の添付文書から引用
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