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輸血で2234人がエイズウイルス感染

インド政府はインドの病院で輸血を行った2234人がエイズウイルスに感染していると発表しました(政府の発表ですから、実際はその10倍くらい感染していそうですが)。

原因は予算不足で輸血した血液を検査できなかったことです。

さすがインドと言いたいところですが、日本にだって輸血でのエイズウイルスの感染例はあります。

2013年に、日本赤十字が採取した血液から60代の男性がエイズウイルス感染しています。

今が2016年ですから、たった3年前の話しです。

もちろん、日本の場合には採取された血液はエイズウイルスなどが存在しないかどうか検査を行っていますが、問題なのはその検査が完璧ではないということです。

日本赤十字はそのことについてホームページで釈明をしていますが、読めば読むほど逆に怖くなりました(笑)

その釈明を簡単に要約すると以下の通りです。

「輸血用の血液は「血清学的検査」と「核酸増幅検査(NAT)」の2つの検査を行っているのですが、エイズウイルスは感染から数週間経たないと検出することは難しい。

それ故、どんな検査を行なっても完全にはエイズウイルスの混入を防ぐことは出来ない。

ですので、問診票の質問に正確に答えて、責任ある行動をしてください。

決して、エイズ検査目的の献血は行わないでください。

その問診票の質問を読んだのですが、19番の質問に「エイズ目的の検査ですか」という項目がありますが、例えエイズ検査が目的だったとしても「はい」と答えるだろうか(笑)

それと問診表で気になったのが、ほとんどの質問が短期間の行動に対してのものです。

例えば「3日以内に歯の治療をしましたか」「1年以内に外傷や性病にかかりましたか」などごく最近の出来事に対しての質問が多すぎます。

エイズ発症まで10年かかると言われているので、本来はその期間の行動を聞くべきだと思うのですが。

私が質問票を作るのであれば

「5年間に何回風俗に行きましたか」

「過去10年で出会い系サイトで出会った異性と性行為をしましたか」

などもっと、期間を延ばし、具体的な行動を聞きだします(笑)

ほとんどが性行為で感染するのだから、そこに踏み込まなくてどうすんのって思いますが。

いずれにしても検査や問診票だけではエイズウイルスの感染のリスクが防げません。

輸血の感染リスクは恐いけど輸血をしなくてはいけない状況になった時にはどうするのか。

「血液の闇」という本には輸血をしない場合には生理食塩水を点滴するだけで十分だと書いてありました。

大まかに説明すると血液が失われても白血球(顆粒球)が倍以上に増え、赤血球や血小板に変わるから問題はないという主張ですが、実際に無輸血で手術を行った事例が数百あるそうです。

今や世界の病院では、無輸血手術、無輸血治療を実施している病院が増えている。
死亡例が減るばかりか手術後の経過も良いという結果も出ており、あるドクターは既に500症例の心臓外科手術を無輸血で行なっている。

2010年、アメリカ軍はこの無輸血治療を行なっているニュージャージー州の
「イングルウッド病院」に対して約470億円を投入しており、最終的には約600億円の予算を計上している。

イングルウッド病院ではこれまでに100人以上の医師が無輸血手術の訓練を受けており、5万人以上の患者を国内・海外から受け入れ、脳手術、心臓手術、整形手術、胃腸手術、消化管手術を無輸血で行なっている。

「船瀬俊介の船瀬塾」より引用

輸血は癌の原因になると言ってる人もいますので、本当に生理食塩水を点滴するだけで十分なのかどうかを世界レベルで研究を行なうべきですが、その気配すらないのは不思議です。

やはり、生理食塩水では儲からないからですかね(笑)

[参考記事]

「HIVを30人に感染させた30代男性」

「チャーリー・シーン(ハリウッド俳優)がHIV感染」

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