感情的になって涙を流すのは人間だけだと言われています。
人間以外の哺乳類にも涙はありますが、これは「基礎分泌」と呼ばれていまして、目を保護するためのものです。
基礎分泌が弱いと人間で言えばドライアイになり、角膜が傷付く原因になります。
目の中にゴミが入った場合、涙が出てきますが、これは「反射性分泌」と呼ばれています(基礎分泌も反射性分泌の一種)。
人間だけが流すと言われているのが「情動性分泌」です。
これは文字通り、「悲しい」「辛い」などの理由によって涙が流れます。
猫や犬などの動物は泣かないと思っている人も多いですが、動物病院の医師であれば猫や犬の涙(情動性分泌)を見たことがあるはずです。
井上動物病院のホームページには次のように書かれています。
③情動性分泌:ヒトで悲しい時や感動したときに出る涙。脳の前頭葉皮質が刺激されることで産生される。犬猫ではおそらくないといわれていますが、悲しい思いをしたときに涙を流している犬猫を何度も見たことがあります。
井上動物病院より引用
猫や犬であれば情動性分泌によって泣くということも理解できますが、アシカとなると??ですよね。
しかし、アシカが子供を失って泣いている映像がユーチューブにアップされていました。
これを見ると情動性分泌で涙を流している気がするんですけど、皆さんはどう判断しますか。
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