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乳がん体験 南さん編⑥手術ではお腹の皮で乳頭を作った

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この記事は「乳がん体験 南さん編⑤乳がんの手術は8時間かかりました」の続きです。

……..

手術後、ナースステーション横の回復室にいて、実際に個室に戻れたのは次の日のお昼過ぎでした。
やっと吐き気も治まりましたが、今度は鼻につけられた酸素吸入器のわずらわしさと点滴の痛さがやってきました。
そして冷静に自分の体を見てみると、
胸にお腹に合わせて4本のドレーンが、
背中には硬膜外麻酔が、
そして尿管にもドレーンがついています。
そして右手には点滴、両足には血栓予防の機器がついています。

まるで、人造人間だわ・・。
人間って医学ってすごいな、と感じました。

落ち着いたころ、執刀してくださった先生と、形成外科の先生が説明に来られました。
・転移はしていなかったので、リンパ節郭清はしていない
・乳頭は腫瘍が乳頭付近にまであったので、やはり残せなく、お腹の皮で乳頭を作った
・手術は成功した・・・
とのことでした。

看護師さんにも、
「同時再建は辛いけれど、後になって絶対良かったって思うから、頑張ってくださいね!」と励まされました。
そうか。
転移していなかったんだ、良かった・・とほっとしましたし、とりあえず、一つの問題はクリアしたな、と思いました。

腹直筋皮弁法(自分のお腹から腹直筋や脂肪などを移植をする再建手術の手法)の場合、ベッド上で安静にしていなくてはならず、姿勢もお腹を沈ませ椅子に座っているような状態で過ごさなくてはなりません。
もちろん一人で動くことも寝返りをうつのも禁止です(片方の腹直筋がないので、そもそも
体に力が入りません)。
お尻が痛くなったら看護師さんを呼ばなくてはなりません。
そして便をしたくなったらオムツの中でするしかないのです。

この状態で5日以上過ごすため、一般の病室であるとストレスがたまりイライラしてしまう、ということから同時再建をした方は個室に入ると決まっているようです。

私の場合、姿勢に関しては辛くなかったです。
看護師さんに何度も、

「我慢しないでくださいね」と声をかけてもらいましたが、私が辛かったのは点滴です。
そもそも入れている薬剤が痛みを発するようで、先生からは「その痛みはどうしようもない」と説明を受けました。
さらには点滴が打たれている部位が痛く、しびれてくるので、手の甲、腕、右足、と何度か変えてもらうことができ、何とか耐えることができました。

食事はこの姿勢のまま摂るということと偏頭痛が酷かったため(薬の副作用のためか?)、全く美味しいという感覚は湧いてこず義務感で食べていました。

手術後1日から4日目までは、本当に無我夢中。
2時間おきに看護師さんが血圧や尿の出方、傷の具合などを見に来てくださるのですが、その度に起きてしまい、寝ているのか起きているのか分からない状態になることも。
いつもしっかりと睡眠をとっている私にとって、これもまた結構きつかったです。

1日が長いのか短いのかわからない状態でしたが、唯一うれしかったのが、妹や両親が1日おきに面会に来てくれたこと、そして主人や義両親もまた、妹や両親と打ち合わせをしたかのように重ならないように来てくれたことです。
この時間には食事や診察があって、この時間には誰かがくる、というリズムは、入院初期には大変ありがたかったです。

子供たちにも手術後2日目に再び会いに来てくれました。
長男は物珍しそうに様々な機器を見ていましたが、二男は学校の話ばかり。
うんうん、と聞くのと同時に、早く治して家に帰らなくちゃ!という思いが強くなりました。

続きは「乳がん体験 南さん編⑦入院中、離婚のこと考えちゃいました」

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