オーストラリアのディーキン大学が「ジャンクフードを食べすぎると海馬が小さくなる」と発表しました。

「米、魚、野菜など通常の食事をしている人」と「ジャンクフードを多く食べている人」を較べたところ、左海馬の大きさが違う事が分かりました。

225人を対象に４年間の追跡調査を行ったところ、

〇「米、魚、野菜、果物など通常の食事をしている人」の左海馬の体積は平均45.7㎣大きくなっていた。

〇「ジャンクフードを多く食べている人」の左海馬の体積は52.6㎣小さくなっていた。

〇海馬は記憶を司る部位ですが(左右２つあります)、右海馬に関しては食事との因果関係は今回の研究では証明されなかった。

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海馬が小さくなる(委縮する)ということはアルツハイマーに繋がりますので、ジャンクフードばかりを食べていると将来ボケる可能性が高くなります。

以下の画像(彦根中央病院より引用)をみていただくと分かりますが、アルツハイマーの人の海馬は委縮していることが分かります。

将来、アルツハイマーになりたくなければ今すぐジャンクフードを食べないように。

積極的にアルツハイマーを予防したい人は地中海食とDASH 食がお勧めです。

地中海食は「地中海食が糖尿病、心臓病、認知症、乳癌を防ぐ」でも説明しましたが、「パン、ライス、野菜、ナッツや豆類、オリーブオイル、チーズを毎日」、「魚を週に数回」、「肉は月に数回」というピラミッド構造に従って食事を行ないます。

DASH 食は米国国立衛生研究所が高血圧用に開発した食事法で、肉類や砂糖などの糖類を減らして、代わりに野菜、果物、魚類、海藻、低脂肪の乳製品を食べます。

地中海食とDASH 食を考慮した食事法でアルツハイマー病リスクが53％低くなることを米ラッシュ大学医療センターが発表しています。

[補足]

この研究でのジャンクフードの定義はハンバーガーやポテトだけではありません。

お菓子やソーセージなどの加工食品も含まれます。