アメリカのダナ・ファーバー癌研究所が「リンゴが咽喉癌、口腔癌、肺癌、乳癌を予防する」と発表しました。
リンゴに含まれているケルセチン(ポリフェノールの一種)がDNAの損傷から発生する癌を予防するといいます。
DNAは紫外線、化学物質、活性酸素などにより絶えず傷付いています(1日1細胞あたり50万回)。
多少の傷であれば修復が出来るのですが、限度を超えると癌などの病気を引き起こします。
このDNAの修復を助けるのがリンゴに含まれているケルセチンです。
ケルセチンの効果は癌の予防だけではありません。
サントリーの研究ではケラセチンが関節痛や骨粗鬆症を予防する効果が確認されています。
サントリーでは長年の研究の末、「ケルセチン」がもつ血中抗酸化作用に着目。関節炎モデルで実験を行ったところ、「ケルセチン」が関節炎でつくられる活性酸素を除去し、炎症・痛みを抑制することを確認しました。
「ケルセチン」にも骨の健康を保持する効果が期待されています。最近の研究によって、「ケルセチン」が骨粗鬆症モデル動物の骨密度減少を抑制する可能性が示唆され、「ケルセチン」の新たなちからとして注目を集めているのです。
サントリーのホームページより引用
「ケルセチンの効果は分かったが、リンゴばかり食べられないよ」という人は玉ねぎ、アスパラ、ブロッコリー、ほうれん草、ベリー類でも大丈夫です。
特に玉ねぎにはケラセチンが多く含まれています。
[補足]
北見工業大学応用研究推進センターの山岸喬教授によると玉ねぎの皮を剥いて、1週間日光に当てるとケラセチンの量が4倍に増えます。
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