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乳管内乳頭腫の手術が始まる。手術の傷は乳輪の皮膚(茶色)と同化

 

 この記事は「乳がんが発覚したきっかけは会社の健康診断。自覚症状はあったが、まさか」の続きです。

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  乳腺クリニックの検査で右胸に良性の乳管内乳頭腫があることが分かり、血性の分泌物もあったので手術で切除をする方向で話が進みました。

 乳腺クリニックの主治医の先生には「乳管内乳頭腫の切除手術と同時に病理検査をして結果が分かれば、はっきりと問題ないのか、治療が必要なのか分かるので安心材料になる」と言われましたが、乳がんだったらどうしようかと不安な気持ちで揺れ動いていました。

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乳管内乳頭腫の切除手術

  手術の日程が決まり、手術を行う大きな病院の担当医の先生に2回診察をしてもらいました。「乳がんが発覚したきっかけは会社の健康診断。自覚症状はあったが、まさか」でも書きましたが、実際に手術を行うのは乳腺クリニックの先生です。クリニックには手術の設備がないので、乳腺クリニックの先生が出向いて手術を行うのです。

 手術前の診察は術前の検査を兼ねての診察でした。先生の年齢は私がお世話になっている乳腺クリニックの熟年の主治医よりだいぶ若い40代前半ぐらいの男性でした。当時30歳だったこともあり恥ずかしい思いが強くありましたが、治療の為に仕方がないと自分に言い聞かせました。

 担当の先生は私に乳管内乳頭腫の病状や手術内容について丁寧に説明をし、後日家族にも同じ話をしていただきました。その内容とは「腫瘤は乳頭に近い場所にあるので、乳輪に沿って必要な部分を切ります」「この手術で腫瘍と一緒に周辺の組織も大きめに少し切るので胸の大きさが少し小さくなります」というものです。

入院の準備と手術

 入院の準備で前開きのパジャマが必要だったので数着購入し、さらに前開きの羽織るカーディガンも用意しました。実際に少し肌寒い時の手術でしたので、カーディガンはあって助かりました。

 乳管内乳頭腫の手術の前日に事前に入院をして、翌日の手術範囲を確認するためにマジックで目印を書き、消えないように注意してくださいと言われました。そして、夜は睡眠薬を処方されてぐっすりと寝ました。

 そして、とううとう手術の日になりまして、手術前に下剤を入れてトイレに行ってから手術室に行きました。

 手術自体はすぐ終わったのですが、当然全身麻酔だったので私は手術中の記憶はありません。目が覚めて気がつくと病室に戻ってきていました。傷が痛むのと麻酔の気持ち悪さで吐き気もありました。右胸片側のみ切ったのですが、右を向いても左を向いても痛みました。

 また、術後の血栓症防止のために両足に機械を付けるのですが、その動きや音が気になり、痛みと相まってあまりぐっすりとは寝れなかった記憶があります。

 手術の翌日に自分の胸を確認できたのですが、想像していたより胸の大きさは小さくなっていなくホッとしたのがその時の本音です。傷口は手術前に乳腺クリニックの主治医から説明された通りでした。手術の傷が乳輪の皮膚(茶色)と同化していているので、気をつけて見ないと区別がつかないほどでした。

 術後はリハビリなど特になく、術後の経過観察をしてもらい、術後4日で退院になりました。

 入院中にはまだ病理検査の結果は届かず、後日退院してから聞くことになりましたが、担当の先生が回診の際に「大丈夫だといいけれども、もしかしたら、もう1回手術になると思ってた方が良いですね。」とやんわりですが、お話がありました。

 今回の手術で終わりではなさそうなんだな…という心の準備を早めにする事が出来ました。退院して家に帰ってきてからも、結果次第でまた入院かもしれないと思い、バックに再度入院グッズを入れて準備をしました。

 夫には「再手術をしなくてもきっと大丈夫だよ。」と温かい言葉をかけて貰ったのですが、一回大丈夫だと思ってしまうと再度手術になった時の心のダメージが大きいので、入院の準備をすることでバランスを保っていました。

続きは「病理検査の結果、乳がんでした。全摘か温存どっちを選ぶか悩んだが..」

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