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ADHD治療薬ストラテラでの副作用体験。排尿困難や射精困難など

この記事は20代の男性に、ストラテラでの副作用体験を書いていただきました。

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ADHD診断、ストラテラ服用開始

 子供のころから忘れ物が多い、落ち着きがない、教室からの脱走など問題を起こしまくりでした。それでもなんとか高校を卒業して就職をしたら、今度は度重なるミスや重大事故などで怒られる日々。

 それを知人に話したら「もしかして発達障害のADHD(注意欠如多動性障害)なのでは?」と言われ、診断を受けることを勧められましたが、その時は決断できず2年が経過。

 そして決断をしたのは2016年7月のこと。当時住んでいた部屋の近所にメンタルクリニックがあり、幸いにも成人期のADHDにも対応しているという情報を聞き、まず予約。

 チェックリストや問診などを経て正式にADHDと診断されました。その際に処方されたのが、ADHD治療薬「ストラテラ」でした。

 さて、このストラテラですが、まず薬価(1錠当たりの単価)がバカ高い。主に成人に対して使用される用量としては40mg-120mgとされていますが、40mgのカプセルでなんと400円以上。痛み止めの「ロキソニン」が15円、うつ病の治療に使われる「パキシル」が92円なので、ストラテラの高さは際立っています。適応承認がされたのが2012年というかなり新しい新薬なので、仕方ないのかもしれませんが。

 そして、人生で初めて長期にわたる薬の服用という長い戦いが始まりました。

効き目はガッツリ、副作用もガッツリ

 最初の用量は1日40mg(20mgを2回)でした。初診で貰った薬を速攻で飲み、その後に用事のために外出をしていましたが、そのときに気づいたこと。

「頭の中が妙に騒がしくない・・・スッキリしている・・・!」

 わかりやすく言うとADHDのひとつの特徴として、言わば「頭の中に常時ノイズが走っている状態」にさいなまれるので、それが改善されたのは、かなり嬉しい出来事でした。

 しかし、効果がある分、副作用も徐々に姿を表してきました。

 まず、服用直後に現れる吐き気や頭痛(特に空腹時に飲んでしまうとかなり出ます)、そして排尿困難や射精困難など地味~~~~な副作用のオンパレード(添付文書には勃起不全と載っています)。ですが、その分それなりに効果も感じられたので、これくらい今までの人生と比べたら屁でもないわ!と高をくくっていました。

増量、そして異常事態

 前述の通り40mgを最初に処方されていましたが、服用を続けていくにつれて副作用も軽減されたものの、心なしか効果も薄れ始めたので、それを主治医に相談してみたら

「増量してみましょう」

ということで、倍の80mg(40mg×2回)に増量しました。

 ここから多少の変調が起こり始めたのです。

 ある日、電車に乗っていると、猛烈な目眩や吐き気、動悸などに見舞われました。俗に言うパニック障害の症状です。症状が収まってから症状について調べると、どうやらノルアドレナリンとセロトニンの不均衡によるものというのが判明。

 思い当たる節は一つだけありました。そう、ストラテラの服用。

 ストラテラは「ノルアドレナリン再取り込み阻害薬」という名の通り、血中のノルアドレナリン濃度を上げるのですが、どうやら上がりすぎたノルアドレナリンと元々のセロトニンとのバランスが取れず、症状を誘発してしまった可能性があるのでは、と思いました。

 しかし、ここで服用を中止したら元の木阿弥だと思い、服用を続けていました。

上限量の処方、そして重大事態

 そうして服用を続けること3ヶ月、80mgでもどんどん効果が薄れていったのを感じ、次は40mgプラスの合計120mgに増量。成人に対しての上限量です。

 副作用はこれまでと比べて一番キツいものでした。処方された日は土曜日で、服用を始めたのは日曜のことでした。飲んだ1時間後に猛烈な吐き気や頭痛が襲いました。しかし効果もそれなりに感じられたため、大丈夫だろうと思い休日を乗り切りました。

 そしてその翌日の月曜日。当時は自動車工場の製造ラインで立ち仕事をしていましたが、いつもの調子で出勤し、仕事にとりかかりました。

 すると突然、猛烈な吐き気や動悸、手足のしびれなどが出始め、最終的には立っていられず、その場に座り込む状況にまでなりました。

 隣の工程で作業していた人が異変に気づき、その後に上司も来て、職場の休憩所に担ぎ込まれました。

 動けなかったもののなんとか話せる状態だったので、上司からの質問に応答しつつも横になって休み、休憩時間になったあたりで早退しました。

 その翌日は上司から「休め」という指示があったので休むことに。

 その際、多少は動ける程度まで回復していたので添付文書で確認したところ、どうも「筋痙縮」というものに該当するようで、発現率は1%未満というとんでもなくレアな副作用でした。

服用の仕方を変えたのが問題だったのかもしれない

 この副作用の話を知人に話したところ、

「服用の仕方を変えなかった?」

と聞かれました。

 実は80mg→120mgへの増量のタイミングで、「40mgを1日2回」だったのを「120mgを1日1回」に変えていたのです。

 知人曰く、用量だけでなく用法を変えてしまうと、副作用を起こす確率がグンと上がるとのこと。

 主治医からそれでGOサインが出たので大丈夫だと思ったのですが、甘かった。

 といっても、重大な副作用を経験してしまうと恐怖心のようなものが芽生えてしまい、120mgも服用することができなくなっていたため、増量前の80mgに抑えていました。

その後

 主治医に副作用の経緯と、前述のパニック障害の症状について話した上で、処方薬をストラテラから、主にうつ病治療に使われるSNRI「サインバルタ」に変更されました。こちらの場合はノルアドレナリンとセロトニンの両方の濃度を上げるため、均衡がとれるのではないか?という考えから自分自身が発案したものです。

 その数ヶ月後に、サインバルタだけでは不十分と感じ、ストラテラ40mgを追加し、現在に至ります。

まとめ及び現在対策していること

 経験を長々と述べてきましたが、副作用は誰にでも起こりうることだと思います。自分自身、薬による副作用はこれまで経験したことがなかったので、慣れない部分も多々ありました。

 そして今現在、自分が副作用対策として行っているものとして以下があります。

〇空腹時に薬を飲まない(処方薬だけでなく市販薬も)

〇服用時間や用法をむやみやたらに変えない

〇薬の素性を把握しておく(薬の情報は検索すれば出てきます)

〇日常生活に支障が出るようなら相談の上(ここ重要)減薬や断薬をする

 これらを心がけておくだけでもだいぶ違います。

[参考記事]
「ADHD(注意欠陥・多動性障害)とLD(学習障害)の特徴について」

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