この記事は50代の男性に書いていただきました。
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私は今年56歳になりました。都内で整体院を営んでおります。健康産業に従事していながらお恥ずかしい話になりますが、昨年、大腸憩室炎という病気にかかり、病院に入院しました。この入院の時に、血圧と血糖値も高いというのが判明して、大腸憩室炎と合わせて約3週間も入院することになって大変でした。
ただ、おかげさまで大腸の病気の方は再発もせず、薬を服用することもなく生活できておりますが、糖尿病と血圧に関しては薬を服用しております。
血圧のコントロールには3種類の薬が処方されています。アジルバ20mg、カルデナリン1mg、アムロジビン10mgです。これを毎朝1回服用します。アムロジビンはジェネリックで、先発薬品名はノルバスクというそうです。
血糖値のコントロールには2種類の薬が処方されています。トラゼンタ5mg、アマリール1mg、これを毎朝1回服用します。
私の眼は、糖尿病の合併症により眼底出血になり始める直前ということでした。ただ、それを食い止める方法としては、薬だけを服用して満足するのではなく、とにかく日々の食事に注意し、血糖値を安定させることが大切だということでしたので、そこから、私の血糖値コントロールの日々が始まりました。
私の父も糖尿病で、しかも眼底出血しておりましたので、定期的にレーザー光線を出血箇所に照射して出血を止めていました。それゆえ私はかなり焦りもありました。このまま放置しておくと、網膜症が進み、最悪失明してしまうという恐怖に襲われ、だからこそ、しっかり血糖値をコントロールしていこうと意を新たにしたものでした。
私の薬害
私の薬害は、糖尿病のために以前処方されていたメトグルコという薬です。私には合わない薬ということで、今は処方も出ていませんし、服用もしていませんが、以前、これを服用していた時には、腕と足に発疹の副作用が出て、痒くて痒くて掻きむしってしまうという悪循環に陥りました。その結果、腕と足は血だらけです。
服用し始めてすぐに痒みが出始めたのですが、薬の副作用とは主治医も最初は思いませんでしたので、この痒みに対してレスタミンンコーワという薬が処方されて、これを痒い部分に塗布していました。主治医は、「副作用の場合は、発疹が出るとすれば全身に出るが、あなたの場合は、腕と足に集中していたので、副作用ではないかもしれない」と言いました。
ただ、レスタミンを塗布しても一向に痒みが軽減していかないので、追加でアンテベート軟膏が処方されました。これを数か月続けたのですが、痒みは治まらず主治医もようやく薬の副作用では?と思い始めて、薬の処方を変えてみようということになりました。
ということで、まず疑わしいのが糖尿病の薬メトグルコと主治医は言うので、これの処方、服用を中止して様子を見るということになりました。そして、メトグルコの代わりにザクラスHDという薬が処方されて服用しました。ただ、この薬は私には全く効果がなく、血糖値も下がらないので、1か月で処方と服用が中止となりました。
次にどうするか?ということで、薬の処方を増やすのではなく、すでに他に処方されている薬だけで血糖値がどうなるか?という確認をしてみようということになって、トラゼンタとアマリールのみの服用で血糖値の推移をみました。幸い、私の場合、1種類薬を減らしても、血糖値の数値的に大きな問題になることもないと判り、主治医と相談した結果、トラゼンタとアマリールのみ服用を続けてみるということになり、現在に至っております。メトグルコを止めてから発疹は治ったので、やはり副作用の原因はこの薬です。
私が治療を始めた2016年3月の時は、空腹時の血糖値は160mg/dl、HbA1cは8.6もありましたが、現在では、血糖値は120mg/dl前後、HbA1cは6.4以下をほぼ維持できておりますので、まずまずコントロールできていると思います。毎朝、体重、血圧、血糖値を測定して記録するのを続けております。糖尿病による失明だけは嫌ですので。
私は降圧剤も服用し続けていますが、出来れば、止めたいと思っています。なぜ、血圧が上がるのか?血圧を上げないと抹消まで血液を送れないからです。これを薬で下げれば、確かに血圧自体は安定してくると思いますが、抹消まで血液の循環ができなくなるということになるワケです。太っていることも高血圧の原因ですので、今、ダイエットをがんばってます。
[参考記事]
「糖尿病とはどんな病気か。基準値、合併症、予防など」
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