この記事は30代の女性に書いていただきました。
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私も息子の事ですが、2年前の当時3歳の2月にインフルエンザに感染しました。朝から少し微熱があったのですが37℃くらいだったし、私も主人も仕事だったので保育園に預けました。
私の仕事が終わる少し前に保育園から電話がきました。
「38度の熱があるのでお迎えお願いします。」
急いで迎えに行くと息子は真っ赤な顔をして、ぐったりとしていました。かかりつけの小児科に連絡を入れ、大急ぎで向かいました。車の中でも横になって震えています。
ようやく小児科に到着し再度熱を測ると40℃まで上がっていました。ふらふらしてうまく歩けません。抱っことして診察室に入りました。保育園でインフルエンザが流行っていることを伝え診察、インフルエンザの検査をしてもらいました。待合室に戻るとすぐにまた診察室に呼ばれ「インフルエンザAが出ました。」と言われました。
タミフルを処方される
診断を受け、薬を処方してもらいました。当時タミフルで異常行動を起こす子供のニュースを度々目にしていたのでリレンザを希望しました(リレンザはウイルスの増殖を抑える吸入型の薬)。しかし3歳の息子にリレンザが上手に吸えるか分かりません。
小児科の先生は「タミフルと異常行動の明確な関係性はわかっていない。ニュースになるようなケースは稀で、それもタミフルが原因か、インフルエンザで出る高熱が原因か分からないので確実に飲めるタミフルにしましょう。」と言われました。「しかし異常行動が出る場合があると注意喚起のお知らせが出でいることもあるので、熱が下がるまでは決して目を離さないように。」と言われました。
その後薬局に行き薬をもらいに行き、薬剤師さんにも異常行動について話を聞いてみました。「極稀に異常行動を出す場合があるそうですが、詳しい因果関係は分かっていません。それなのでまずはタミフルをしっかり飲んでインフルエンザを治すことが先決と考えましょう。」と言われ、タミフルドライシロップと解熱剤のカロナールをもらい帰宅しました。
タミフルを飲んだ夜
帰宅してぐったりしている息子は食欲もなく食事を食べることができませんでした。スポーツドリンクを飲んでタミフルとカロナールを飲むと少し眠りました。私から目の届く所に寝かせ、私がシャワーに行くときは主人に見ていてもらいました。息子の他に子供が2人いるので、私と息子は別室で寝ることにしました。
タミフルとカロナールが効いたのか夜寝るころになると37℃台まで熱が下がり、元気も出てきて、軽く食事を摂ってから布団に入りました。息子はすぐに眠ったのですが私は気になってなかなか眠れません。夜中になりやっとウトウトし始めたころに息子に異変が起きました。
今までぐっすり寝ていたのに急にむくっと起き上がりました。真顔で「ママ!ママ!」と大声で叫びながら立ち上がります。「ママはここだよ。」と手をつかんでも叫び続け、部屋のドアに向かって走って行ってしまいました。ドアを開けるとすぐに階段があります。息子はドアを開け階段に向かって突進していきました。間一髪、息子の体をつかみましたが、しばらく「ママ!」と叫んでいました。そして急に我に返ったように泣きだし、布団に戻りまた眠りました。
その時の熱は37℃前半。決して高熱ではありません。登園許可証をもらいに再度受診をしました。その時にタミフルを飲んで起こした行動を話しましたが「きっと熱のせいでしょう。」で終わりました。息子は無事だったので良かったのですが、とても怖い思いをしました。私はあの異常行動は副作用だと思います。高熱ではなかったし、過去にそんな行動は一度もありません。
その後はインフルエンザが流行する時期は感染しないように気を付けるくらいしか出来ませんが、感染してもタミフルだけは嫌です。
[参考記事]
「タミフルの副作用で死者も! 予防効果もなし」
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