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抗うつ剤アナフラニールの副作用により大量の乳汁が出るように

 

この記事は20代の女性に書いていただきました。

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1 飲むきっかけ

高校1年生の頃からうつ病にかかり、大学病院の精神科での投薬治療を行っていました。当時の状態はかなり悪く、数ヶ月単位で薬の種類が変わっていくような日々でした。中には数週間で別の薬に変えることも度々ありました。

当時受診していた精神科の先生は薬を多く出す人で、薬の副作用を抑える為の薬を出す、と言った風にその量は受診する度に増えていきました。

1日に内服する薬が30錠にまでいった時、両親がこんなに薬を出すと高校生の身体では負担になる、薬ばかり出して一向に良くなる兆しが無い、ということから病院を変えようと提案され、別の病院を受診することになりました。

そこで担当になった先生からアナフラニール10mg(抗うつ剤)を内服として渡されました。今まで飲んでいた薬を見直してもらい減薬が出来たので当時は楽で良いと思っていました。

2 副作用の症状と原因

アナフラニール10mg(抗うつ剤)は朝と夜に1錠程服用するように指示されました。最初の3週間のうちは何の変化も無く、普段通りの生活を送っていました。

1ヶ月経ってから、これまでにもあった生理不順に拍車がかかりました。4ヶ月も来なかった時もあったかと思えば、生理が3週間も続いたり、終わってから僅か3週間でまた生理になるなど、酷い生理不順に陥っていました。

さらに生理不順になってから2ヶ月目辺りから、乳首から乳汁が出るようになったのです。最初はアトピーが酷くなっていたので、膿(うみ)と思っていたのですが、日に日に量が多くなり、膿の様な黄色っぽさは無く、真っ白で水っぽいことに気付きました。服用していた高校生の時期は身体も徐々に変化していくので、その一環で起こるものだと思っていました。

特に乳汁が出る時は痛みも無く、異物感も無かったので特に気にする事は無かったのですが、ある時胸を軽くマッサージしていると手のひらいっぱいになるのではないかというくらいに大量の乳汁が出てしまいました。この時に初めて、自分の身体に起こっていることが異常なのではないかと感じるようになりとても怖かった事を覚えています。何より恥ずかしくて親や先生にも中々打ち明けることが出来ず、とても辛かったです。

そして4ヶ月経っても生理が来なかった時に、下腹部の排卵痛らしい痛みに耐え切れず病院の産婦人科を受診した所、アナフラニールの副作用でホルモンのバランスが崩れ生理不順と乳汁分泌が起こっていることを教えてもらいました。乳汁も薬の副作用で、プロラクチンというホルモンが増加した為に起こると知りました。

産婦人科の先生から言われたことを心療内科の先生に伝えるとその薬を止めて別の薬に変えることが出来ると言われ、別の薬を内服することになったのです。

3 薬をやめてからその後

薬の内服をやめてから半月程は生理が来なかったのですが、半月程経つと無事に生理を迎えることが出来ました。しかし、半年程酷い生理不順に陥ってしまったので、しばらくの間は生理不順が治らず辛い日々を送っていました。

長い間身体が不調になると、それだけ治るまでに時間を要するので、薬を止めたからといってすぐに副作用の症状が治るわけではないことを知りました。

頭痛や吐き気等軽い症状のものは一時的なものが多く、薬を飲まなくなってからすぐに治まるものが大半だったのですが、生理不順は長い時間をかけて根気強く治していくしかないようです。

とても大変ですが、4ヶ月も生理が来ないとこれから先、子どもを授かる時に苦労をすると言われたので今のうちに正常に戻していきたいです。今ではアナフラニール(抗うつ剤)は内服せずに、鬱病もほとんど完治したので、薬を飲むことも無く過ごしています。

[参考記事]
「パキシルの副作用で過食症になり100キロの巨漢に」

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