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うつ病薬での副作用で数日間眠り続ける

 

この記事は40代の男性に書いていただきました。

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現在私は42歳の男性ですが、20歳代の後半から双極性障害と不安障害を患っています。双極性障害については、最初の数年間はうつ病と誤診されていたこともあり、メンタル系薬品の副作用については多く体験してきました。その中で、印象的な体験を以下に挙げたいと思います。

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うつ病薬での副作用

まず、うつ病と診断されて最初に飲んだのは、3環系抗うつ薬のトリプタノールでした。その副作用は、強烈な眠気が襲ってくることであり、数日間眠り続けたこともありました。

この時、一人暮らしをしていたのですが、携帯の着信が数十件入っていて何事だろうと驚いた記憶があります。この時には会社員でしたので、心配した会社の上司や家族が電話をしてくれていたのです。気づいた時には数日間寝ていた状態ですので、電話に気づくわけはありません。

そして、排尿困難です。常に尿が残っている感じがして、嫌な気持ちが続きます。また、抗うつ薬のリフレックスを処方されているときには、強烈な躁転(ハイテンション)を経験して、多幸感・万能感を味わい、叫んだり、泣いたり(すぐ感動してしまう)しました。

不安障害も併発しているため、パキシルも最大量を処方されていたこともあります。パキシルの副作用は、射精がしっかりできなくなることでした。通常の射精と違って、ダラダラと弱く精液が出て、あまり気持ちよくもないのです。

そして、私の体験したパキシルの最大の問題点は、その離脱症状です。一時期、長年の薬漬けに嫌気がさした私は「薬を断とう」と思いました。そして、断薬して数日後パキシルの強烈な離脱症状が始まりました。具体的には、強烈な吐き気と倦怠感です。その症状が治まるまでは1か月ほどかかりました。

導眠剤での副作用

次に、導眠剤については、レンドルミンから始まり、マイスリーやロヒプノールなどを飲みました。数年間はロヒプノールで調子が良かったのですが、ベンゾジアンピン系の特徴である筋弛緩作用がだんだん身体に合わなくなってきて、夢うつつの状態になると左半身だけがだるくて仕方がなくなるという状態になりました。

そこで私はその状態になったらチョコレートやアイスクリームを食べることにしました。理由は分かりませんが、それらを食べるとだるさが幾分軽くなるのを感じたからです。しかし、それはあくまで裏技であって本当の対策とはいえません。

双極性障害の薬の副作用

双極性障害の薬についてですが、本来はやはりリーマスを飲みたいところでしたが、致死量と有効処方量の差が狭いことから、少しは飲みましたが本格的には飲むには至りませんでした。

そこに双極性障害用の薬として新しく登場したのがラミクタールでした。それはほぼ最大量を処方されました。その副作用は結構きつかったです。私自身に現れた副作用は、めまいとふらつきでした。朝飲むと昼前くらいまでは、歩行も困難でした。抗うつ薬の副作用は、1~3週間で治まりますが、ラミクタールの副作用は延々と続きました。

ラミクタールを処方されて1か月くらい経つと、湿疹ができ始め、日ごとに全身が真っ赤になっていきました。もちろん服用を中止されたのですが、結局入院することになりました。話には聞いていましたが、実際に体験すると恐ろしかったです。

職を失ったことをきっかけに、病院を変えることにしました。新しい主治医には最初に「薬は最低限でお願いします」と伝えております。

[参考記事]
「抗精神病薬エビリファイの副作用のせいで徹夜で歩き回るはめに」

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