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ロキソニンの副作用により肝機能障害になりました

 

 去年の夏のことでした。軽く風邪を引いてしまい、喉の痛みがありました。ちょうどその頃、消防団の操法大会を控えていたので毎日夜の10時ぐらいまで練習があり、体も疲れていました。しかも周りで風邪が流行っていたこともあり、伝染ってしまったんだろうなと思いましたが、症状は軽かったので、いつものことなら薬を飲まず、睡眠を長めにとって放置していました。

 何日かして案の定良くなったので治ったと思い、普通に過ごしていました。しかし、それからしばらくしてまた喉の痛みが激しくなっていき、唾を飲むのにも激痛が走るようになっていきました。

 ちょうどその日は、先輩方と飲み会があったのですが、お酒を飲んでからどんどん腰と喉の痛みが酷くなっていきました。私は熱が出るときには必ずと言っていいほど腰が痛くなるのですが、熱を測ってみると38度ぐらいの熱がありました。

 熱は次の日には37度ぐらいまで下がっていましたが喉の痛みが引かなかったので病院に行きました。そうしたら風邪で扁桃腺が腫れているとのことでロキソニンを処方されました。

 最初飲んだときはなんともなかったのですが、二日後ぐらいから体のかゆみがありました。軽いかゆみだったので飲み続けていましたがどうも喉の痛みが改善しないので、病院を変えて今度は耳鼻咽喉科に行きました。

 やはり扁桃腺の腫れを指摘され、またロキソニンを処方されました。それを飲んだ夜に、飲んで数分ぐらいで背中に強いかゆみが生じました。じんましんのようなぶつぶつができてしまい、その日は薬を塗って寝ました。朝起きてみると顔が赤くなり、体全身に赤く粒の大きい湿疹ができていました。痒みと痛みがあり、掻くと湿疹が増えていき、赤みも増すので、さすがにこれはまずいと思い、皮膚科に行きました。

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副作用により肝臓にダメージを負う

 皮膚科には念のため耳鼻咽喉科で処方してもらった薬を持って行きました。始めは風邪が原因ではないかと先生に言われましたが、薬の話すると、まず血液検査をしましょうということだったので血液検査をして、ステロイド系の軟膏をもらいました。

 朝と夜に全身に馴染むように塗ってくれとのことだったのでその通りにしました。二日後にまた病院に行き、血液検査の結果を聞くと、肝臓の数値がかなり上がっていると言われました。医師によるとロキソニンの影響で肝臓にダメージが行き、肝機能障害を起こしているとのこと。薬物性肝障害という名前が付いていますが、ロキソニンは特に肝臓へのダメージが大きくなる傾向があるそうです

 正常な数値に戻すために肝臓の働きを良くする薬を処方してもらい、2週間後にまた来てくださいということだったので、肝臓の薬を飲み、湿疹を抑える軟膏を塗りながら過ごしていました。湿疹はだんだんと薄くなっていき、かゆみや痛みも和らいでいきました。2週間経つとほとんど気にならないぐらい湿疹は消えていきました。

 肝臓の数値も薬を飲んで2週間後にはだいぶ下がったのですが、まだ高かったのでさらに1週間飲み続けました。1週間後に血液検査をしましたが、正常な数値に戻っていました。

 今は後遺症も残らず、何事もなかったかのように普通に暮らせています。薬には、合う合わないがあるのでそれを把握して二度と同じことが起こらないように努めていかなければと思いました。

[参考記事]
「ロキソニンの副作用により心不全の症状で出て呼吸困難に(実例)」

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