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デング熱の薬の副作用により視野障害に。鼻がなく、目が1つに

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この記事は30代の男性に書いていただきました。デング熱の薬によって視野障害になってしまったそうです。

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 数年前、中米への旅行中に起きた出来事です。赤痢、マラリア、デング熱など、風土病とも呼ばれる病にかかるかもしれないと思い、消毒、蚊よけなどを準備し、いずれの病にもかからないように細心の注意を払いました。

 しかし、ある朝、それまでに経験したこともないような頭と目の後ろの激痛、体の節々の激痛で目が覚め、熱を測るとすでに39度近く。昼前には40度近くまで達したため、宿泊地近くの、といっても1時間ほどの距離にある病院へ、友人に連れて行ってもらいました。

 血液検査の結果、デング熱(蚊によって感染する)との診断。時には死を招く出血性のデング熱ではないことが分かり、少しは安心しましたが、治療は対症療法しかなく、基本的には寝て待つしかないと言われ、とても不安になりました。その上、どんな解熱・鎮痛剤でもいいわけでもなく、医師が処方したものだけを使うよう念を押されました。それはパルドールという薬剤の注射です。医師によると、とても良い解熱・鎮痛剤だから、すぐに薬局で購入して、自宅に注射できる人を呼んで打ってもらうようにとのこと。今思うと、かなり適当な対応ですが、四六時中続く激痛から解放されるため、超高熱の頭でそれなりに真剣に考えて、医師の言う通りにすることにしました。

パルドール購入、そして注射

 病院からの帰り道、見た目が綺麗な薬局に寄って、処方箋通りに購入し、ついでに知人を通して注射できる人に宿泊先に来てもらえるよう依頼。そして翌日の昼頃、少々の不安を感じながらも、地元では誰もが頼む「注射の名人」に打ってもらいました。

 彼女は注射をした後、様子を見たいからと言ってしばらくいることになり、せっかくだから少しおしゃべりすることにしました。注射をしてから数分後、ちょっと目の前がぼやけた気がしたので、手でこすってから改めて彼女の顔を見ると、なんと彼女の鼻がありません。しかも両目が寄って一つ目に。これはおかしいと思ってまた目をこすり、彼女を見ると、顔のパーツが無く、絵に描いたら「バナナに耳があるような状態」に。

 さすがにとても気分が悪くなって、ベッドに横になり目をつぶり、これは夢、夢なんだと自分に言い聞かせているうちに、今度は上唇から下唇にかけて次第に感覚がなくなってきました。心配した彼女が医師に電話をし、内容や量が適切だったのか確認を取ってくれました。症状を話すと、パルドールに対するアレルギー反応だとのこと。数時間経っても消えなかったら緊急来院するようにと。命にとりあえずは別状なしと分かって安心し、注射の効果も出てきて、眠りに落ちました。

パルドールはただの解熱・鎮痛剤ではなかった

 その後目が覚めると、すべてが正常に見え、唇の麻痺も消えていました。まだデング熱の症状が続いてたことで、しばらくこの件は忘れつつありました。

 その後、薬剤アレルギーがあるかと尋ねられれば、パルドール、と答えていました。ある日、遅ればせながらパルドールとは商品名だと気づき、その内容が何なのかネットで調べてみることにしました。するとそれは、クロロキン。抗マラリヤ剤、関節リウマチなどの関節痛緩和にも使われたりするようで、デング熱はマラリアと似ていることから処方されたのだと思います。

 さらに副作用などについて読んでみると、「クロロキン網膜症」といって、視野が狭くなる重篤な症状が現れる報告もあるとのこと。ただし長期投与によるもので、場合によっては一生 視野障害が出るとも書かれていました。わたしの場合は一回きりの投与で、短時間ではありながらその症状が発生。アレルギー反応だと思ったものも、実はクロロキンの重大な副作用だったのです。

どんな処方箋も服用前に調べるべき

 デング熱の薬の副作用(視野障害)を通して学んだことがあります。医師の処方箋をそのまま鵜呑みにせず、服用する前に効用や副作用を調べること。至極 当然なことではありますが、どの処方箋を受け入れるかは自己責任です。

 もちろん医師や薬剤師のほうが素人である患者より薬剤知識があるので、彼らの勧めや処方を信頼しようと思うのは自然なことです。そして、これまでの受診経験からして、医師が副作用について説明するのはごく稀です。と同時に、患者側もそこまで説明を求めることも稀です。しかし、自分の健康と命のために、つらい症状から解放されたい衝動を数分でも落ち着けて、薬の副作用などを調べることはとても重要だと思います。

[参考記事]
「AGAの薬の副作用により感染症にかかり、爪がはがれる」

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