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胃のバリウム検査前のブスコパン注射でアレルギー反応を発症

 

この記事は30代の女性に書いていただきました。

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 かなり前の事になりますが、当時勤めていた会社の定期健康診断で、例年通り、胃のバリウム検査を受けた際の出来事です。

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経緯と症状について

 検査の前室に案内されて、検査着に着替える前に、検査のための注射をする旨を告げられ、看護師さんから注射を受けました。その際、その注射は胃の動きを抑えて検査をしやするためのブスコパンという薬名であることは伝えられましたが、よく使われている薬剤なので「心配は要らない」との事でした。

 それよりも前にも、バリウム検査を何度か受けているのですが、事前に注射をされたのは初めての経験でした。また、注射は初めてでしたが、元々胃が痛くなることがまれにあり、ブスコパンの飲み薬を処方されて、服用していた事があります。その時には何も副作用は現れていません。

 注射の効き目が現れるまで少し時間がかかるので、椅子に腰掛けて待っていたのですが、注射を受けてから数分後に、拍手をし過ぎた時になる様な、ピリピリした手のひらの痒みを感じて、ポリポリと掻いていました。見ると手のひらが真っ赤になっていました。

 時間が経つに連れ、痒みは強まるばかりで一向に良くならなかったため、通りかかった看護師さんに、手のひらの症状を伝えました。自分では気が付かなかったのですが、首も赤くなっていることを指摘され、検査着に着替える更衣室で確認をしたところ、全身が真っ赤になっていました。

アレルギー反応に対する処置について

 取り敢えず、バリウム検査だけはしてしまうとのことで、急いで検査を済ませた後、内科の処置室に移動してベッドで横になって30分間ぐらい点滴を受け、暫く休んでいました。その内に、全身の赤みは改善されましが、初めての経験で不安が残りました。医師によると薬剤によるアレルギー反応ではないかとのことです。幸い、吐き気や頭痛等、他の症状はありませんでした。

再検査

 その時の検査の結果から再検査が必要になり、数日後に胃カメラ検査を受けることになったのですが、バリウム検査の際の出来事を伝えたところ、ブスコパンが使えないため、効き目は弱くなるけれども、別の薬剤を注射せざるを得ないということを、担当の医師から告げられました。

 その薬剤でのアレルギーはありませんでしたが、検査中、何度も吐き気に襲われ、涙目になりながらの、かなり苦痛を伴う検査となりました。

それからの予防策

 その一件以降、病院を受診する際の問診票には、ブスコパンでアレルギー反応が出たことを必ず書いています。また、院外薬局の問診でも、同様に伝えるようにしているので、飲み薬も、ブスコパンが処方されることはありません。

アドバイス

 アレルギー反応などの副作用が出たら、その薬剤名を覚えておく必要があります(手帳に書いておくこと)。名称が違っても、同じ成分の薬も有るようですので、注意が必要です。現在は、医師が処方箋を作成する時に、コンピューターでチェックをされているようです。薬局でもきちんと告知をする方が、より安心だと思います。

 飲み薬では大丈夫でも、私のように、注射で強い症状が出てしまう場合もあり、看護師さんのお話では、疲れていたり、体調によっても、過敏症状が出てしまうことがあるとのことでした。

 健康診断でも、このような事が起こる場合が有りますので、検査中だけでなく、いつもと何か違う症状が出た場合には、やり過ごさずに、看護師さんや検査技師さんに、きちんと伝えるようにした方が良いと思います。

[参考記事]
「風邪の時の点滴でアレルギーに。あと少しで死ぬところだった」

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