日本歯科大学新潟生命歯学部の亀田剛さんが電動歯ブラシの電磁波が金属アレルギーを誘発することを発表しました。
以下の記事を要約すると電動歯ブラシから出る電磁波が「口の中の金属」に電流を流し、それが金属アレルギーを誘発するということです。
電動歯ブラシや光照射などの歯科用機器か ら出される電磁波が、人の健康に潜在的な脅威があると、日本歯科大学新潟生命歯学部 亀田剛氏らの研究グループが報告した。これらの機器は、口腔内の金属だけでなく歯にも電流を誘導していることが分かったという。
この電磁波の影響は、特に長期的には不明点が多いが、白血病や中枢神経系の腫瘍など全身疾患との関わりがあるとされており、それにより金属 内に誘導される電流が金属アレルギーを促進し、患者に不快感を与えるような金属器具の腐食につながる可能性があると研究者らは言う。
Dental-Tribuneより引用
口の中の金属とは保険治療であれば銀歯です(銀歯と言っても成分は金、銀、パラジウム、銅、、亜鉛、インジウム、ガリウムなどが入っています)。
銀歯の成分の中でもパラジウムにアレルギー反応を持っている人が多く、半数以上の方が陽性反応を示すと言う。
実際、歯科用の金属でアレルギーを発症するとどのような症状が出るのか。
[顔面・口の中に起こる症状]
口内炎、歯肉炎、口唇炎(こうしんえん)、舌炎、口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん:口腔粘膜における慢性の角化異常を伴う病変のひとつ)など[全身の症状]
アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、扁平苔癬、皮膚そう痒症、ステロイド皮膚症、脱毛症、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう:手のひら・足の裏、あるいはその近辺にできる小さな水疱)など松村歯科医院より引用
以前、「ザ!世界仰天ニュース」という番組で金属アレルギーを取り上げていたのですが、そこに出演していた村尾陽子さんはある時、円形脱毛症を発症したという。
円形脱毛症というより、頭の毛はほとんど抜け落ちた状態。
そこでアレルギー治療の第一人者である中山秀夫先生の病院に行ったところ、歯の中の金属がアレルギーを引き起こしていることが分かったそうです。
そこで金属の除去を行なった結果、彼女はまた以前のような髪の毛を取り戻せました。
中山秀夫先生のインタビュー記事がありますので、一部転載します。
―原因がまさか歯の中にあるとは誰も思わなかったでしょうね。
そうですね。これ以降、原因追求にパッチテストが非常に有効であることがわかり、当時よく用いられる歯科金属を一気に貼ることができる金属シリーズ・パッチテストアレルゲンの開発が進みました。世界最小のパッチテストプラスターの完成により、掌蹠膿疱症のほか口の中や皮膚、肛門などに白い斑点やビランができる扁平苔癬など、さまざまな皮膚疾患にも金属アレルギーが関係することがわかってきました。調査を進めるうちに、強力なアレルゲンであるパラジウムのアレルギーが、世界で初めて見つかるというサプライズもありました。この発見が、後に唇の切除を宣告された患者さんを救うことになった時は、私もうれしかったですね。
DoctorsFileより引用
私は以前から歯の金属が良くないことが分かっていまして、全ての金属を除去しています。
私が金属の代わりに使っているのがジルコニアクラウンです。
以前はセラミッククラウンを入れていたのですが、1年に2回くらい割れてしまうのです。
それで、セラミックより固い材料があると言うので、ジルコニアを選びました。
ジルコニアの見た目はセラミックと同じです。
[補足]
一般財団法人家電製品協会が「平成 25 年度 家電製品から発せられる電磁波測定(10Hz~400kHz)調査 」の結果を発表しています。
その結果は「電動歯ブラシの電磁波が電気マッサージ機の次に強いこと」が分かりました。
電動歯ブラシは脳の近くで使うので、使わない方が賢明かと思いますね。
携帯電話と同じ怖さを感じます。
電磁波研究の世界的な権威だったリンカーン大学のニール.チェリー教授は「一番気を付けなくてはいけないのが、携帯電話の電磁波による脳腫瘍」と言っています。
もっと、詳しく知りたい人は「強い電磁波で小児白血病(癌)の発症が2倍。16mGで流産危機」を参考にしてください。
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