体外受精の成功率は男性がハムやソーセージなどの加工肉を食べているかどうかで変わると米ハーバード大学が論文で発表しました。
141人の調査対象の中で「一番加工肉を食べている人」と「食べていない人」とでは28%も成功率が違います(ちなみに鶏肉を一番食べている人と食べていない人とでは13%も成功率が違う)。
この論文では原因物質については書いていなかったのですが、ハムやソーセージに入っている添加物は限られています。
私は亜硝酸ナトリウムが関わっているのではないかと思っています。
亜硝酸ナトリウムは菌の増殖を防いだり、色の退色を防ぐ役割があるのですが、肉の成分と化学反応して発癌物質であるニトロソアミンを生成することで知られています。
農林水産省の見解では「亜硝酸ナトリウムはニトロソアミンを生成するので癌になる可能性が一部で指摘されています」と言っているのですが、断定を避けています。
硝酸塩は、通常摂取する程度では、それ自体は特に人体に有害なものではありません。
しかし、ヒトの体内で還元され亜硝酸塩に変化すると、 メトヘモグロビン血症や発ガン性物質であるニトロソ化合物の生成に関与するおそれがあるということが一部で指摘されています。
しかし、生体内における硝酸塩から亜硝酸塩への転換のメカニズムは複雑です。農林水産省のホームページより引用
ハムやソーセージには亜硝酸ナトリウムの他にソルビン酸カリウム、リン酸ナトリウム、タール色素が含まれている場合が多いですが、中には発癌性のある物質もあります。
以下の画像はあるメーカーのソーセージの成分を抜き出したものです。
その中に赤色106号という添加物がありますが、この色素は発癌性があるので外国では禁止されているところが多いです。
このようにハムやソーセージにはたくさんの添加物が入ってて、中には危険性が高いものも含まれています。
いずれにしても、加工肉が体外受精の成功率に影響しているのあれば実践中の方は食べないに越したことはありません。
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