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禁煙薬の副作用により、全てのものがゆがんで見える

 

この記事は30代の女性に書いていただきました。

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 私は今から5年くらい前、夫にタバコを止めるように勧められたことをきっかけに禁煙外来に通い、その時チャンピックスを処方されました。「3ケ月間飲めばタバコが美味しくなくなります」と言われたので、何をやっても禁煙できなかった私は今度こそタバコを止めることができると思い試してみました。

 副作用について医師は軽い吐き気があるかもしれないとは言っていましたが、これから話すような強い副作用があるとは思ってもみなかったです。

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最初の副作用は吐き気

 チャンピックスを飲んだ1日目の副作用は吐き気でした。飲んですぐに強い吐き気がしました。空腹時に飲んだのがいけなかったのかもしれません。次からは空腹時に飲むのを避け、一緒に処方された吐き気止めの薬と飲むことで解消されました。

悪夢を見る

 チャンピックを飲んで一週間くらいたった頃でしょうか。タバコの味がしなくなり、最初は一日20本くらい吸っていたのが3本くらいになりました。しかし、毎日リアルな長い悪夢にうなされるようになりました。

 ある日は、戦場にいる夢で、銃弾が飛び交う中に逃げ回っています。敵が追ってきて銃を向けられ撃たれると思った瞬間に飛び起きました。

 次の日は、なんともいえない不気味な夢でした。無数のびっくり箱が飛んできて、びっくり箱の中のお化けが私に笑いかけている夢でした。漫画に出てくるようなお化けで怖くはありませんが、今までに見たことの無いような不思議な夢でした。もちろん、決してよい気分ではありませんでした。

 このように誰かに追われて飛び起きる夢や不気味な夢を毎日のように続けて見るようになり、チャンピックスを飲んで1週間目には気分が落ち込んで欝気味になってきました。

空虚感

 チャンピックスを飲んだ1日目からイライラ感があったのですが、副作用とは思わずに気のせいだろうと思っていました。

 1ヶ月たった頃にはイライラ感が虚しさに変わっていきました。その頃、私は専業主婦で1日中家にいることが多かったのですが、今までに無い空虚感に襲われるようになりました。もともとの性格もあるのかもしれませんが、私は生きていて良いのだろうかとも思うようになりました。訳もなく激しく虚しくなる時や、何かが怖いと思うように感じることが多くなりました。1日中寝込んでいるわけではないのですが、気分的には非常にふさぎこんだ状態になっていきました。

全てがゆがんで見える

 チャンピックスを飲み始めて1ヶ月経った頃には大きな副作用が襲ってきました。ある日の日曜日の夕方のことでした。突然、全てのものがゆがんで見えたのです。初めはパソコンの画面を見ていたのですが、文字がゆがんで見えました。辺りを見回すと椅子もテーブルもゆがんで見えました。怖くなって外に出てみましたが、やはり外の景色もゆがんで見えるのです。このとき私は恐怖心から「死ぬかもしれない」と思いました。

 日曜日で夫と子供も家にいたので体の不調を訴えた後、救急車を呼んでもらいました。ところが、救急車が到着して、中のベッドに横たわった頃には、物がゆがんで見える現象がなくなっていました。念のため脳外科に運ばれて、検査を受けましたが、何も異常はありませんでした。普段からそのような病気もなく、お医者さんからは、「目をこすっただけなんじゃないの」といわれる始末でした。

 なぜこのようなことが起きたのか不思議に思っていましたが、2、3日後にチャンピックスが原因なのではと思いネットで調べてみました。チャンピックスは、悪夢を見るなど、その他、人によってさまざまな副作用があることを知りました。それ以来チャンピックスの服用は止めました。

 上記の全ての副作用は、チャンピックスの服用をしなくなってからはなくなりました。その後は何事もなく普通に暮らしていますので、やはりチャンピックスの副作用だったのだと思います。

[参考記事]
「AGAの薬の副作用により感染症にかかり、爪がはがれる」

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