この記事は40代の女性に書いていただきました。
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13歳の頃、私は初めての手術をしましたが(盲腸炎の手術)、麻酔をして2時間かけ手術を受けました。この麻酔の注射を打つ時に使用した消毒液で背中に蕁麻疹が発生しました(アルコールへのアレルギー)。すぐに、蕁麻疹を抑える注射をされ1週間ほどで完治する事が出来ました。
あれから30年が経ち、そんなことがあったことをすっかり忘れていました。去年の秋に5歳の息子の風邪をもらいました。ほぼ風邪による症状が治りかけていたにも関わらず、風邪薬を貰っておこうと近所で初めて訪れた内科医院で処方されたお薬( カロナール錠200・カルボシステイン500)を飲みました。
昼食後、1回目飲んで夕方には少し痒みが出てきましたが気にせずにまた夕食後、2回目飲んでみると、だんだん蕁麻疹がひどくなってきたような感じでした。
翌日病院へ
結局、翌朝に処方された病院に行きましたが、「合わない人もたまにいるから」と軽く流され、詳しく血液検査もされずに痒み止めの塗り薬を処方されました。その後、発熱、吐き気、寒気、そして全身の蕁麻疹になりました。
病院を変えて、中学生の頃によく通院した病院で診察してもらい、血液検査をしていただきました。そして蕁麻疹の原因は、カロナール錠200による「アナフィラキシー」だと言われました。家に帰ってから添付文書を調べましたが、確かに以下のように書いてありました。「重大な副作用」と書いてありますので、蕁麻疹とはいえ、重大な副作用に違いないと少し恐かったです。
重大な副作用
1) ショック(頻度不明),アナフィラキシー様症状(頻度不明):ショック,アナフィラキシー様症状(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。カロナール錠200の添付文書より引用
そして、同じ効果のあるロキソニンを代わりに処方されました。私はロキソニンは強い薬だとは知っていたので、飲まないように気を付けていたたのですが、この時ばかりは仕方がないと諦めました。副作用が出たら嫌だなと思いながら、飲んだのを覚えています。
飲んでから気づきましたが、ロキソニンでもアナフィラキシーが起こる場合があります。幸い、副作用は出ていません。カロナールよりもロキソニンの方が強い薬なのに、やはり相性というのがあるんですね。
(1)重大な副作用(頻度不明)
1)ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナフィラキシー様症状(血圧低下、蕁麻疹、喉頭浮腫、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
2)無顆粒球症、溶血性貧ロキソニンの添付文書より引用
何かの雑誌で読んだのですが、ロキソニンは胃が荒れるなどの副作用が強すぎるため、既に欧米では処方されていないと言います。販売されているのは一部のアジア地域だけだと。もちろん、日本も入っています。ロキソニンは昔は処方薬でしたが、今では薬局で普通に買えます。大丈夫でしょうか?。
医師や薬剤師に伺うと合わない薬をまた、再び飲んでしまうと1度目よりもずっと重症化する事を知りました。また、必ず今回のお薬を次回から処方されないように薬局でも毎回、医師や薬剤師に伝えるように言われました。
お薬手帳の大切さ
最近、お薬手帳の記入が当たり前になりつつありますが、私は、薬に興味がなかったのでお薬手帳を捨てていました。それは以前の盲腸炎での出来事をすっかり忘れ、少し肌は弱いけどまさか薬のアレルギーなどはないと思っていたからです。お薬手帳を付けていないと薬が合わなかった場合にどの薬が原因なのか分からないので、今後必ず失くさないように気をつけることにしました。
風邪であれば寝ていれば治るので、わざわざ風邪薬を飲むことはなかったなと少し反省しました。風邪で薬を飲むのは日本人くらいだと言いますので、欧米人を見習って、今度からは体を休めて治すことにします。
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