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抗不安薬の離脱症状により1か月の休職。覚せい剤の禁断症状と同じ

 

私はある事をきっかけに抗不安薬(セルシン、メイラックス)を飲む事になり、約一ヶ月間、副作用(離脱症状)により大変な目に合いました。薬に対する知識、認識の欠如及び医者を信用しきった結果がこの悲劇を引き起こしました。

この体験談を書く事により、この薬の危険性をご理解、認識して頂ければと考え、文書を書かせて頂きました。

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【抗不安薬を飲むきっかけ】

何の前触れもなく16年11月初旬より、頭に違和感(目眩(めまい)のような)を感じ始めました。仕事が忙しく、睡眠時間が短かった為、疲れによるものだと思い、少し仕事をセーブしていたのですが、目眩は治りませんでした。

会社の産業医にその旨を伝えると、念のために脳のMRIと血液検査、耳の検査を受けてみようと助言を頂き、病院を紹介されました。

病院にて精密検査を受けましたが、結果は異常なしで、精神的なものとの診断で、心療内科を受診するように指示され、納得はいきませんでしたが、予約をとり、受診する事になりました。受診の結果、自律神経失調症と診断され、精神薬のセルシンを処方されました。非常に安全で副作用がないと説明を受け、その日から飲む事にしました。

【精神薬を飲んでからの変化】

上記の通り、精神薬(セルシン)を処方され、飲み始めました。
何となく目眩のような症状が緩和された感覚になり、「効いたかも!」と思い嬉しくなりました。ただ、その喜びもつかの間で、一週間程で前の症状に戻りました。

その旨を主治医に伝えると今度は別種類の精神薬(メイラックス)を処方され、この薬も安全で副作用はないとの説明を受けたので、飲む事にしました。この薬も飲んだ当日から三日ほど何となく効果を感じましたが、また元通りになり、その旨を主治医に伝えると「セルシンとメイラックスを両方飲もう」と言う話になり、「薬を飲んでいたらそのうち治る」の医者の言葉を信じて一ヶ月ほど飲み続けました。

【副作用(離脱症状)が始まる】

一ヶ月、医者の指示の下で飲み続けましたが、大した効果を感じられなかったので服用を止める否か相談した結果、医師から「飲みたくなかったら止めたら?こっちは別にかまわないよ」と耳を疑う言葉を受け、その日から服用を止めました。

服用を止めた翌日、起きた瞬間、軽い目眩に加え、今まで感じなかった頭の締め付け感と動悸が出てきました。どうしようもなかったので、その日は会社を休み、近くの病院に行く事にし、今までの経緯を説明しました。

そこで医者から言われたのは「それ、薬の副作用(離脱症状)だよ。急に止めてはいけない。そもそも何で精神薬を飲んでいたの? また、抜けるのに暫くかかるよ。」と驚くべき回答と質問を受けました。目眩を治す為に薬を飲んでいたのに、副作用は無いと聞いていたのに、それを聞いて非常にショックを受けました。

【副作用(離脱症状)との闘い】

あまりにも体調が優れないので、上司と話をし、一ヶ月ほど休職する事になり、そこから新しい医者の下、食生活の見直し、ビタミン剤、漢方による治療が始まりました。

2週間ほどはかなり辛かったですが、3週目くらいから徐々に頭の締め付けが消え始め、動悸はほとんどなくなり、4週間目には全てが消失しました。不思議と目眩もほとんどなくなりました。今、考えると食生活の乱れ、疲労が蓄積していた事が原因だったかもしれません。違う病院に行き、正しい治療を受けられてよかったと心から思いました。

【最後に】

病院に行き、原因がわからなければ、かなりの確率でストレス、心因性とされると思います。その際にもし、セルシン等の精神薬が処方されたら、直ぐに飲まずにセカンド、サードオピニオンを取り、本当に飲む必要があるか考えた上で服用をした方がよろしいと思います。

止めた後の反動(離脱症状)は本当にきついです。これは覚せい剤を止めた時に生じる禁断症状と全く同じと言っても間違えではありません。風邪薬を飲むのと同じ感覚で精神薬を考えていると大きな後悔をすることになるでしょう。

[参考記事]
「[抗うつ薬の離脱症状]世の中すべてが回転して見える」

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