糖尿病の治療では血糖降下薬やインスリン注射が使用されますが、これでは根本的に糖尿病は治りません。ただ症状を薬でごまかしているだけです。でも、糖尿病は治らない病気なのでしょうか。一回、糖尿病の体質になってしまうといくら食事に気を付けていても血糖値が上がりやすくなります。
しかし、高雄病院(糖質制限で有名な江部先生が医院長)では糖尿病の治療に対して一定の効果を上げています。治療の中心は「糖質制限食の指導」です。
糖質の量を減らすこと。
まずは簡単に糖尿病と糖質の関係について説明します。食べ物から摂り入れた糖質をエネルギーとして使うためには細胞に糖を摂り入れないといけないのですが、この役割を担っているのがインスリンです。しかし、それでも使いきれない糖質は肝臓で中性脂肪に変わり、やがて皮下脂肪や内臓脂肪として溜まっていくのですが、このメタボ体質が糖尿病の元になっているのです。この体脂肪が血糖値を下げてくれているインスリンの働きを邪魔(インスリン抵抗性と言います)します。専門的には細胞膜にあるインスリン受容体が体脂肪の邪魔によりブドウ糖を受け取れなくなり、血液の中のブドウ糖が減らない現象(血糖値が高いままになる)が起こるということです。
ですので、基本的には糖尿病は糖質を減らせば予防できます。血糖値を上げるのは糖質ですので、糖質は多い食品を減らすことが必要です。
例えば
米
パン
もち
うどん
ラーメン
ビーフン
ポテトチップス
せんべい
お菓子
ポップコーン
はちみつ
などに糖質が多く含まれています。
糖質を制限する食事法を糖質制限食と言いますが、数少ないですが糖質制限食で糖尿病を治療してくれる病院も増えています。糖質制限食で糖尿病を治療する場合には1日に糖質を60gくらいにするのが理想的です。一般の食事の1日の糖質量が300gくらいですので、それと比べると5分の1ということになります。
私の場合は肉や魚、野菜、納豆、豆腐などのおかずを増やして、その分お米の量(小茶碗1杯)を減らしています。また、良くある糖質制限食の勘違いに「白米はだめだけど玄米であればOK」と勘違いしている人がいますが、どちらも血糖値を上げますので、あまり変わりません。玄米は完全食と言われるほど栄養が豊富で、ビタミン、ミネラル、食物繊維がたくさん含まれていますので、そういう意味では白米よりもマシでしょう。
理想的な食事は
〇野菜
〇玄米(小茶碗1杯くらいに抑える)
〇納豆や豆腐などの大豆食品
〇ワカメなどの海藻
〇小魚or肉
ですが、お米などの炭水化物は3食食べないで、最低でも1食を抜いた方がより効果的です。
私は2年前から1日2回、上記の食品を食べていますが、中性脂肪が大きく減りました。肉を中心に食べていても中性脂肪値が下がっているということです。
その他にも体が軽くなるわ、性機能が回復するわで良い事ばかりです。糖尿病の方は一般社団法人日本糖質制限医療推進協会のホームページをのぞいてみてください。糖質制限に熱心な医師たちが集まっています。
血糖降下薬の副作用
糖尿病になるとどうしても薬を飲まされてしまうのが現実です。アクトスという血糖降下剤があるのですが、副作用は以下の通りです。
例えば
肝機能障害
重篤な肝機能障害
高血圧症の悪化
横紋筋融解症
排便障害
など….。
さらに「心不全」「骨折が増える」「発がん性(膀胱がん)」があることが分かっています。横紋筋融解症とは筋肉が溶けてしまう症状ですが、おしっこが茶色くなっていたら要注意!皆さん、副作用を認識して飲んでいるのだろうか??
アクトスは発がん性リスクを隠していたとしてアメリカで訴えられていたのですが、2800億円で原告と和解しました。日本人の皆さんもアクトスで癌になったら訴えましょう(笑)
またアクトスはドイツとフランスでは膀胱がんを増やす作用があるということで販売が中止されています。なぜ、日本では売られているんでしょうね。誰か教えてください(笑)
その他の糖尿病の薬であるビクトーザ皮下注やバイエッタ皮下注などの薬剤も「発がん性」がありことが臨床試験で分かっています。
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