「クリニック宇津木流」という変わった名前の病院を経営している宇津木龍一先生の美容術について説明します。
宇津木龍一先生が北里研究所病院に勤めていた頃、美容ドックをやっていたのですが、検査した患者の8割の肌は「頬が乾燥してボロボロ」だったと言います(健康的な肌は20%)。
さらに、その中の半数の肌は病的レベルでキメが全くない状態です。
その状態は「膠原病を患っている人の皮膚」に似ているというから、ただ事ではないですよね。
彼女たちがそんな皮膚になってしまった原因の1つは化粧品を使っているからです。
ここで言う化粧品は乳液、ファンデーション、化粧水、クレンジング、クリーム、洗顔液、口紅、アイシャドウなどを含みます。
化粧品に含まれている合成界面活性剤が肌の角層(保湿膜)を壊し、肌の水分を蒸発させているのです。
宇津木龍一先生は化粧をするのならばリキッドタイプのファンデーションではなく、パウダー(おしろい)のファンデーションを使ってくださいと言っています(先生が言っているように「一番いいのが化粧品を使わないこと」ですが、働いている女性が増えている今、それは無理な要求です)。
パウダー式ですと合成界面活性剤が入っていないし、水や純石鹸で簡単に落ちますので、肌の負担を極力減らせます。
ただし石鹸はシャボン玉石鹸のように石鹸成分100%を使ってください(合成界面活性剤が入った石鹸では意味がありません)。
先生の美容術で「化粧品を極力使わないこと」の次に大事なのが「肌を擦らないこと」です。
なぜ肌を擦ってはいけないのか。
理由は2つあります。
〇洗顔や化粧をするときに強く擦ると角層(保湿膜)を壊してしまうので、肌の乾燥が進む(角質細胞が流れてしまうと3日ほどは元に戻りません)。
〇肌を擦ることで炎症が起き、その傷付いた組織を紫外線から守ろうとするためメラニンが増えます。それがシミやクスミの原因になります。
ですので、宇津木先生は顔を洗う時には両手で水をすくって、それを顔に押し当てる時の圧力で洗うように指導しているそうです。
もっと、詳しく知りたい人は「化粧品を使わず美肌になる! [ 宇津木龍一 ]」を読んでください。
LEAVE A REPLY