アミノ酸シャンプーが流行っていますが、本当に頭皮に優しいと思っていますか?「アミノ酸シャンプーは刺激が弱くて髪や頭皮にとっては良い」という記事をあるサイトで読みましたが、あれば嘘です。
アミノ酸シャンプーには「アミノ酸系の合成界面活性剤」が入っているのですが、合成界面活性剤の中でも作用が強く、危険な部類に属しています。代表的なアミノ酸系の合成界面活性剤は以下の成分ですが、どの成分も安全ではありません。
〇ココイルグルタミン酸TEA
〇ココイルアラニンTEA
〇ラウラミノプロピオン酸Na
「毒性判定辞典」という本には化粧品成分の毒性レベルが評価されているのですが、それによると上記の3種類は一番危険度が高いレベルに位置します。
成分の危険性は「美肌マニア」というサイトで、簡単に調べられます。
アミノ酸系の合成界面活性剤の正体
アミノ酸系の合成界面活性剤は親水性(汚れ、脂などを水に溶けかす力)が強く、肌のバリア機能(角質層など)を壊しながら肌の脂を強力に洗い流してしまいます。
ですので、使えば使うほど乾燥肌になる可能性が高いのですが、では使った直後は「しっとり」して保湿されているように感じるのはなぜなのか。アミノ酸系の合成界面活性剤は水を保持する力が強く、それにより肌がしっとりしているように感じるだけです。
つまり、肌がしっとりしているように感じるのは肌本来の保湿性によるものではなく、肌に残留している合成界面活性剤の作用によるものです。実際には角質層などの肌のバリアが壊されて、本来の保湿力もなくなっていますので、乾燥肌になるのは時間の問題です。
ですので、「アミノ酸が入っているから髪に良さそう」というイメージだけでシャンプーや化粧品を買わないでください。実際は危険度が高いことはお伝えした通りです。通常のアミノ酸は筋肉になったり、人体になくてはならないものですが、シャンプーに入っているのは「アミノ酸系の合成界面活性剤」です。ここをごちゃまぜにしないでください。
また、アミノ酸系だろうとなんだろうと合成界面活性剤を使っていない化粧品、洗顔料、クレンジングオイルはほぼありません。台所洗剤とクレンジングオイルの違いは合成界面活性剤の量の違いだけです。合成界面活性剤を水に30%から40%混ぜたものが台所洗剤。合成界面活性剤をオイルに10%から20%混ぜたものがクレンジングオイル。
赤ちゃん用の石鹸にもアミノ酸系の合成界面活性剤が入っている商品もありますが、こんな危険な商品を売っている会社は節操がないです。赤ちゃんにはシャボン玉石けんのような安全な商品を使ってください。私は「シャンプー」から「ハミガキ粉」まで全てシャボン玉石けん製を使っています。お肌のためにも安全第一で考えましょう。
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