レーシックを行なっている病院は「アフターフォローが充実」と謳っているところも多いですが、レーシック難民のブログをみるとそうでもありません。
例えば術後に「目が痛い」と病院に言ったとします
それに対して治療を行ってくれるのか。
目の痛みを手術によって改善できるのならば再手術を行ってくれますが、これらのサポート期間は術式によって1年から10年とまちまちです(高価な手術であればサポート期間は長い)。
レーシック難民のかえでさんや染井さんのように角膜の削り過ぎによる痛みのケースでは薬(鎮痛剤)を処方されるだけで終わりです。
角膜の削り過ぎによる痛みの場合、痛みが治まることは無く、その都度、鎮痛剤を飲まなくてはいけなくなります。
これらの薬代は1年以内は無料の病院が多いですが、それを過ぎると全て自費です(後ほど説明しますが、レーシック関連は全て自費)。
この鎮痛剤がどれくらい危険なのかは一般の人は分かっていません。
アメリカのロック歌手、プリンスさんが今年の5月に亡くなりましたが、原因は鎮痛剤の飲みすぎです。
プリンスさんが飲んでいた鎮痛剤はオピオイド鎮痛剤と呼ばれているもので、通常の鎮痛剤と比べて副作用が強いのが特徴です(オピオイド鎮痛剤は癌の痛みに主に使われています)。
レーシック難民の染井さんはペインクリニックに行って、リリカとトラムセット(鎮痛剤)を処方してもらったとブログに書いていますが、トラムセットがオピオイド鎮痛剤です。
この鎮痛剤さえ効果がないと言っていますので、レーシック後の痛みはどれだけ強いのでしょうか。
想像するだけで嫌になります。
残念ながらリリカ、トラムセットのペインクリニックの常連薬でも効果ないというか飲んでも副作用もよくわからないという結果でした。
ああ、体重が急に増えましたか。
頚痛関係はMRI使っても原因すらよくわからないと聞きます。
少しでも痛みのない日があることを願います。
これらの薬代は手術を行った病院にアフターサービスがあれば1年以内は通常無料ですが、ペインクリニックなど他の病院で治療を行なった場合には10割負担の自費です(もちろん、レーシックを行なったと自己申告しなければ分からないケースもありますが、さすがに眼科医であれば角膜の形状を見れば分かってしまうでしょう)。
日本眼科医会(14 000名の眼科医が会員の組織)のホームページにもきちんと「手術前後の費用はもちろん、他院で治療する場合にも全て自費であること」が書いてあります(おまけに「自分の目は自分で守ってね」と書いてありますが、つまり自己責任でお願いねってこと)。
レーシックは保険外診療のため、レーシック前後に関わる検査・手技を含んだ全ての診療費は自費となります。
術後の検査を近所の眼科診療所で受ける場合にも、「自費診療」が原則となります。
手術を行なった同一医療機関で一貫して眼の状態を診てもらうことが基本です。
レーシックを受ける際には、手術の費用のなかに術後の検査や薬剤の費用が含まれているか、どのくらいの期間責任を持って診察してもらえるか、十分に確認することをお勧めします。
レーシックによる感染予防、術前術後の定期検査などを徹底すると、手術の費用は相応にかかるものと考えてください。
目先の費用だけにとらわれず、自分の目は自分で守ると意識することが大切です。日本眼科医会のホームページより引用
ですので、仮にレーシックによる目の障害が角膜移植や最新技術によって治せる日が来たとしても目の障害を被った原因はレーシックですから、当然、これらの手術費用などは自費です。
今の段階では角膜移植しかないのが現実ですが、これは現実には難しいです。
レーシック難民のかえでさんは角膜を移植できるのか大学病院の先生に聞いたことがあるそうですが、「あり得ない。論外です」と言われた経験をブログに書いていました。
移植できる角膜の数が少ないのでレーシックの後遺症では該当しないようです。
このように、万が一、レーシックが失敗した場合、身体的な痛みと同時に経済的な痛みも伴ってくることを考えるとレーシックがいかにリスキーであることがお分かり頂けるかと思います。
「どんな治療法を試しても、目の痛みは治せなかった。死ぬほど辛いので、角膜移植を受けたいです。」「自殺を考えるくらい痛みが酷いです。こんなに酷くても、治療法もなく、痛みに耐えるしかないのでしょうか?」
「論外!論外!ありえない!何の解決にもならない」「かえでの日記」より引用
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