日本の住宅はグラスウールという断熱材を壁の中に入れ、そして内装にビニールクロスを貼るというのが基本です。この工法が病気の根源であることをご存知ですか。
この工法の一番の問題は「結露」です。ビニールクロスを貼ることで内部が密閉空間になりますが、これは結露の原因になります。この結露をグラスウールが吸うことによって、カビやダニが喜ぶ環境になります。解体業者が住宅を解体する時にグラスウールが真っ黒になっているのを目撃するのは当たり前のことですが、これは黒カビのせいです。ですので、グラスウール協会が言ってる「グラスウールには防虫性や防カビ性がある」と言うのは嘘です。
喘息や蓄膿症などの呼吸器疾患の7割はカビが原因です。さらにはグラスウールにはイソシアネートと言う接着剤が使われていますが、これは神経毒性を持っているので非常に危険です。
ビニールクロスも危険
危険なのはグラスウールだけではありません。ビニールクロスも負けず劣らず危険です。ビニールクロスには可塑剤、安定剤、酸化防止剤、防かび剤が含まれていますが、これらには発がん性、催奇形性があります。室内はビニールクロスのせいで密封空間ですので、これらの発がん物質は外に逃げていきません。さらにはビニールクロスを貼るために接着剤を使わなくてはいけないので、化学物質が揮発して空気を汚します。
お金はかかりますが、一番いいのは漆喰の壁です。漆喰は石灰を原料に作られるのですが、内装材の中で一番安全です。しかし、残念ながら漆喰にも化学物質が含まれている商品があります。漆喰はスペインやスイスなどから輸入されている商品も多く、何を選ぶか悩みますが、一番安全なのはスイス漆喰です。商品名は「カルクウォール」です。スペイン製の漆喰は成分を公開していない商品が多いのですが、「レビスタンプ」という商品には合成樹脂が含まれています。
健康に気をつけて、食べ物に気を付けている人もいますが、こんなビニールクロス住宅に住んでいては意味がありませんよ。何で食べ物には気を使うのに家の空気には無頓着なんですか。もちろん、空気は家の中だけではなく、外の空気も大事ですが、ここだけは個人の力だけではどうにもなりません。特に中国の空気は悪く、天安門に1日立っているとタバコ1000本吸ったのと同じ効果があると言われています。せめて、家では綺麗な空気を吸いたいものです。
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