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ヒアルロン酸は保湿効果があるというのは嘘。ますます乾燥肌に。

 

 ヒアルロン酸に保湿効果があるというのは嘘です。その理由を話す前に肌の構造の話をしなくてはいけません。
 肌の表面にある角質層は「角質細胞」と「細胞間脂質」からなっています。細胞間脂質は水と油が何層にも重なった構造を持っていて、これが保湿の役割を果たします。また、細胞間脂質に含まれる水は様々なアミノ酸が結合した形で含まれていますので「ただの水」ではありません。ですので、簡単に蒸発などしません。それに対して化粧品などに含まれる水分は「ただの水」なので肌に付けても蒸発を招くだけです。

 ここで「ヒアルロン酸に保湿効果があるというのは嘘」の話に戻ります。ヒアルロン酸を肌に塗っても浸透することなく、表面(角質層)にとどまるだけです。そして角質層にとどまったヒアルロン酸は短い時間内では水分を保持する機能(これが保湿)を持っていますが、水をたくさん含ませている分、蒸発も多くなります。

 しかも、その蒸発は角質細胞を捲れ(めくれ)させて、本来の肌に含まれている水分まで奪ってしまいます。

 ですので、結果的にはヒアルロン酸を付けない肌よりも乾燥が進むということになります。確かに短時間の間だけは保湿の作用があるので応急処置的な作用はありますが、長期的に使用すると以前よりも肌の質は悪くなります。

 ヒアルロン酸が真皮まで浸透して肌の保湿力を引き出すのではなく、皮膚表面に水分を閉じ込める短時間の効果しか望めないことがお分かりいただけましたか。使い続ければいつかはプルルンとした肌になるというイメージを持たれていた人には申し訳ないです(笑)これが現実です。

 そもそも、塗るだけで肌が綺麗になる化粧品は基本的にはありません。もし、そんなに効果があるのなら、既に医薬品になっています。補足で言っておきますが、ヒアルロン酸の食品を飲んでも、食べても効果はありませんので、買わないように。

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まとめ

 肌を悪くする原因である紫外線を浴びないようにするとか、肌のコラーゲンを壊す原因である糖質を摂り過ぎないようにするとか、こういう面倒なことをしないと肌は守れません。紫外線の害は世間に浸透していますが、糖質の摂り過ぎが肌に良くないのは知らない人が多いです。簡単に言うと体に入った糖質とタンパク質が結びつくことで、コラーゲンが壊れていきます(コラーゲンもタンパク質の一種)。その結果、弾力性が無くなって、シミやシワが増えていきます。

 糖質を摂り過ぎないようにするのであれば糖質制限食がいいでしょう。糖質制限では今まで3食食べていた米、パン、麺類を出来るだけ減らして、その分、肉や魚、野菜、大豆製品、海藻などの食品を食べます。日本人の平均糖質摂取量を基準にすると今まで摂っていた糖質を半分にする必要があります。半分とは約140gほどの糖質量です。糖質制限をするメリットは肌にとどまらず、中性脂肪も少なくなります。

 肌に化粧品を塗るだけで綺麗になるなんてことはないですので、これを機に高価な化粧品は買わないようにしてくださいね。もう一度いいますが、効果があるなら医薬品になっています。効果がないから化粧品なんです。

[参考記事]
「糖質制限食における糖質1日の必要量」

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