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牛乳が体に悪い理由。癌の原因にもなる?

 

 牛乳の害に関して他の記事でも説明しましたが、カルシウムとマグネシウムのバランスがかなり悪いです。確かに牛乳にはカルシウムが豊富に入っているのですが、そのカルシウムが骨に結合するためにはマグネシウムが必要なのです。

 牛乳はそのマグネシウムがすごく少ないし、カルシウムとマグネシウムのバランスもあまりにも悪すぎます。

その比率は11(カルシウム)対1(マグネシウム)

 本来は2(カルシウム)対1(マグネシウム)が良いと言われています。今回の記事ではその他の牛乳の害について、書いていきます。


 ほとんどのアジア人、黒人などの有色人種は牛乳に含まれている乳糖に対する耐性(乳糖不耐)がないので、腹部膨満、胃痙攣、下痢などの症状が現れます。

 日本人は8割以上の人が乳糖不耐です。皆さんも腹部が膨れて、臭いオナラが出るなんていう経験ありませんか(笑)白人系の人種であれば牛乳を飲んでも下痢を起こす人は少ないです。

 ヨーグルトは3割ほどの乳糖が分解された形になっているので、牛乳よりも乳糖の量は少ないですが、7割が乳糖の形で含まれています。その7割の乳糖も体内で乳酸菌の出す物質で分解されます。そういう意味で、ヨーグルトでは乳糖不耐はそれほど気にしなくても大丈夫です。


 牛乳は動脈硬化(アテローム硬化)の原因であることがオーストラリアの大学の研究により判明しています。牛乳のタンパク質が血管にプラークを溜めこむ要因になり、血液がスムーズに流れなくなります。その結果、脳梗塞や心筋梗塞のような死につながる病気になる可能性があります。

 真島消化器クリニックのホームページにも以下のように書いてありました。つまり、乳製品を180mlくらいであれば問題ないけど、それ以上頻回に飲み食いするとプラークが溜まるので動脈硬化の危険があるますと言っています。

3年前~乳製品のヨーグルトを毎日400cc も多飲していた若い方が、頸動脈プラークを指摘されて受診されました。結果は下図のごとく頸動脈には驚くほどのプラークが存在していました。

牛乳やヨーグルトの180ccを3年間以上飲んでも食べても・・・それだけでは心配は無用です。
ただし、個別の症例では、頻回の多量の乳製品はプラークを悪化させる可能性がありますので、プラークが溜まりやすくなる40歳以上の人は、習慣的な乳製品の摂取にはご注意下さい。


 ハーバード大学が牛乳をたくさん飲んでいる人は前立腺がんになる確率が高くなることを発表しています。その他にも日本で行われた「JPHC研究」でも同じ結果が出ています。以下の引用文を読んでいただければ分かりますが、牛乳を含む乳製品が好きな人はそうでない人に比べて倍近く前立腺がんのリスクが高まります。

調査では、平成7(1995)年と平成10(1998)年に、全国の10地域に住んでいる45~74歳の男性約4万3千人を平成16(2004)年まで追跡しました。
約7年半の追跡期間中、前立腺がんと診断されたのは329人でした。


対象者を乳製品、牛乳、チーズ、ヨーグルトの摂取量が最も少ないグループから最も多いグループまで、4つのグループに分けて調べたところ、いずれにおいても、最も少ないグループに比べ、最も多いグループのリスクは1.5~1.6倍でした。
摂取量が増えるほど前立腺がんのリスクが高くなっており、前立腺がんの進行度別に分けても同様の結果がみられました。

全国健康保険協会より引用


 胃腸の専門家 新谷弘美先生によると牛乳を飲むと腸相を悪くし大腸がんになる可能性があると言っています。新谷弘美先生は「胃腸は語る」という本を出されていて、毎日患者さんの胃腸を診ていくうちに判明したことだそうです。


 スウェーデンの研究所が牛乳をたくさん飲んでいると卵巣がんの原因になると発表しました。子供だから大丈夫だと思わないで、小さい頃から牛乳を飲む習慣は止めた方がいいかと思います。

論文タイトル:Milk and lactose intakes and ovarian cancer risk in the Swedish Mammography Cohort)に報告したものです。

研究では、38歳から76歳までのスウェーデン女性約6万人について、13年間にわたって乳製品の摂取とがんの発生の関係を調査しました。
その結果、対象となった女性のうち266人に卵巣がんが発生していたそうです。
特に乳製品を1日に4杯以上消費する女性は、2杯以下しか消費しない女性に比べて、重度の卵巣がんの発生率が2倍になっている事がわかりました。

Dr.ハセの健康情報より引用


 内海聡医師によると母乳で育てている場合と牛乳で育てた場合を比べると死亡率に大きな差が現れたと言います。

 ですので、共働きで大変かもしれませんが、なるべく母乳で育てましょう。母乳には抗体がたくさん含まれていて、赤ちゃんを感染から予防する効果があります。

フランク・オスキーという研究者も牛乳の害を指摘しています。2万人の赤ちゃんを検討した統計結果によると母乳のみの子供の死亡率は1000人当たり1.5人だったそうですが、牛乳のみにしたところ1000人当たり84.7人だったそうです。

内海聡医師によるフェイスブックより引用

[参考記事]
「牛乳を飲むと乳癌になるというデータが出ました」

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