アトピーと花粉症に悩んでいる人の共通点は「糖質が大好き」ってことです。糖質と花粉症などのアレルギーは関係あるの?と不思議に思いますが、これが大いに関係があります。
糖質を過剰に摂取すると血糖値が急激に上がりますが、この上昇を抑えるのがインスリンです(インスリンの作用で血糖値が下がる)。ここまでは知っている人は多いですが、重要なのはここからです。急激に血糖値が下がると危険なので、副腎という臓器からコルチゾール(ステロイドホルモン)やアドレナリンといったホルモンが分泌され、血糖値を上げようとします。コルチゾールは抗アレルギー作用も持っています。
しかし、糖質過剰生活を送っているとコルチゾールを頻繁に出さないといけないので副腎が疲れてしまい、コレチゾールの分泌が悪くなります。そうすると抗アレルギーがなくなるので、アレルギーの発症を抑えることができません。
アレルギーを治すためには
ですので、アレルギーを治すためには副腎を疲労させないように血糖値の急激な変動を抑えることしかありません。特に血糖値を上げるためお菓子を食べないように我慢する必要がありますが、それだけではダメです。糖質はお菓子にだけ含まれているわけではなく、米、パン、麺類などにも多く含まれています。これらも同時に減らす必要があります。
糖質の量を減らす食事のことを糖質制限食といいますが、私はここ2年ほどこの食事を食べています。食事の内容は肉or魚、野菜たっぷり、大豆製品が中心ですが、お米などの炭水化物は夜に1回しか食べません。1日の糖質量は100g程度ですので、一般の人が普段摂っている糖質の3分の1です。糖質制限食は食事の量を減らすわけではないので、他の食事法と比べて辛くはないです。
糖質制限を続けている私ですが、この2017年の花粉症シーズンどうなったかというと、数えるほどしかクシャミは出ませんでした(花粉症もアレルギーの一種)。私は関東に住んでいるのですが、前年よりは花粉の量は少なかったです。それでも周りの人がマスクを付けている状況下で、私は一回もマスクもを買いませんでした。2016年はまだ糖質制限が完全ではなかったため、花粉症は通常通り出ましたが、徐々に体が健康になってきたのか、今年は花粉症を抑えることができました。
[参考記事]
「糖質制限食の1日の糖質必要量」
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